野へ山へ

2004年~

五竜岳山荘幕地~△唐松岳2696.4m~八方尾根

2013年09月29日 | 山行記


ご来光 (五竜山荘前)


旭日染まる△五竜岳 
昨日の登頂時はガスの中だったので、全容が望めて嬉しかったです。

☆昨夜はさらに満天の星空でした。東の麓に五竜の街の夜景、
西の麓には富山の夜景が
見下ろせて感無量でした。


これから向かうルートや峰々も朝日に照らされて前途洋洋な気分。
五竜山荘 幕地出発 6:00


学生時代、ワンゲル同輩男子Tに「ライチョウの足みたい」
と言われたことを思い出しました。
ニッカズボンを履いた、太くて短い我が脚・・・
「T君め、上手いこと言ったものだ・・・」と今さら納得。








最後の岩場を越えると、(上写真)


目に入ったこの視界!!


唐松岳頂上山荘 8:30着
小屋前にザックをデポして、ピークを往復します。

 
重いザックから開放され、空荷で登る時、まさに「飛ぶ」感覚になります。


ついに最後のピーク、
△唐松岳 2696.4m登頂! (日本300名山)
8:50着



二等三角点 点名:唐松谷(からまつざわ)
選点:明治37年6月9日
設置:昭和62年9月25日
環境:頂上(岩石地)

☆今般の山行計画を立て、バスの予約をしたのが約一ヶ月前。
唐松でポテロング」を計画したのは一週間前。
唐松での晴天を願ったのは扇沢ターミナル出発から。

 
左:不帰嶮(かえらずのけん)、白馬(しろうま)方面。
右:越えてきた五竜、鹿島、爺、他。
360度の視界でした。

(えりかさんの真似をして360度ビデオ撮影をしましたが、載せ方が解らないのと・・・二番煎じはNGですね。

頂上を充分に満喫して、惜しいですが下山です。
ザックを背負って八方尾根を飛ぶように下りました。
唐松頂上山荘 9:30出発


丸山ケルン


ケルンから不帰嶮を望む


さっきまで同じ高度だった山が見上げる高さに。
登るのは難し、下りるのは易しです。






八方池 池に映る白馬三山 11:00着/11:30発

→八方池山荘12:00着

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リフト、ゴンドラを乗り継ぎ、で八方まで下りました。




モーモーの放牧が眼下に・・・・!
牛を見下ろせるなんてとても貴重な経験でした。
グリーンシーズンのスキー場もまた風情です。

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山は秋へ向かっていました。

(山行 終了)

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冷池山荘幕地~△鹿島槍ヶ岳2,889.1m~△五竜岳2,814.1m~五竜岳山荘幕地

2013年09月27日 | 山行記

昨夕は6:30に寝たものの、夜11:30頃に寒さで眼が覚めました。
ふと外に出ると煌々と月、すごい星空でした。流れ星が一つ見られました。

さらに稜線まで上がると、東側の麓に夜景が見下ろせました。
大町あたりでしょうか・・・
私は山の上から見下ろす夜景がとても好きです。
月明かりの稜線で一人、すごく贅沢な気持ちでした。
やっぱりここまで来て良かったと思いました。
再びテントに入って3時の目覚ましまでぐっすり寝ました。


ご来光


怪しげな雲があるものの、晴れています。
朝日を受けた立山~剣がくっきり望めます。

夫が撤収に時間かかり、結局5:00出発。
今日は曇りの予報でしたが、長い行程なのでどうか雨だけは降りませんようにと、
焦る気持ちで歩き出しました。

  
秋の野草が朝露にきれいでした。


フライシートが朝露で100g重くなりました。


△布引山2,683m 6:00着。


見返すと、尾根の上に種池山荘と冷池山荘が見えました。
稜線上に粒の様に見えますが、“風雪に耐える山小屋”は何と頼もしく
ありがたい存在なんだろう・・・と思います。

 
行く手にはあのピークが遠望出来ました。

 
△鹿島槍ヶ岳(南峰)2,889.1m 登頂。(日本百名山)
6:50着

 
二等三角点 点名:鹿島入(かしまいり)
選点:明治35年5月19日
造標:昭和62年8月3日
埋標:昭和55年8月10日
(国土地理院 点の記より)
高山の山頂に存在する三角点はコンクリートで固められているものが多いです。


突然ライチョウの群れに会いました。
そっと側を通りました。 まだ若い連中です。
近くでヒナ?の鳴く声もしました。


△鹿島槍ヶ岳北峰 2,842m 通過




吊尾根 岩稜が続きます。


キレットから谷下を見る キレット:2,518m


キレット小屋 9:30着/10:00発




たくさんの岩場、クサリ場、ガレ場を乗り越えて行きます。


口の沢のコル11:30着/12:00発。北尾根の頭、G5、G4を経ます。
この間はコースタイム4時間。少し長く感じました。
気合い入れて歩きました。


△五竜岳 2,814.1m 登頂。(日本百名山)
15:00着(分岐にザックデポ、往復)
残念ながらガスの中。

今日はこれで最後、あとちょっと、気合いを抜かないようにと、
岩稜をガンガン下りました。白岳を越えて・・・


五竜山荘 15:20到着!!!
長い行程でした・・・・・・・・やり切った感でいっぱいです。


輝いて見えた五竜山荘



昨日の冷池も五竜もサイト代(幕営代)はテント一張り500円。
雲上の一等地を一晩借りられるのですから、とても安いと思います。
(30年前は300円だった気がします。)

 

五竜山荘 幕地

平日ですが、登山者は中高年齢層が、テントサイトはまだ夏休みの大学生が多かったようです。
山上の幕地は皆、早寝なので宵も早くから静まります。
夕食を食べるとすごい睡魔に襲われ、18:00頃には寝ました。
傾斜があろうと身体の下に石があろうと、
私はどこでも寝られます。

下り坂の天気予報が見事にはずれて、夜も晴天でした。
ケイタイ電話はほぼ圏外なので、子供達と通信出来ず少々心配でしたが、
「留守中どうか平穏で・・・」と願いつつ・・・
月光を浴びたムーンライトテントの中で伸び伸びと熟睡しました。

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扇沢~△爺ヶ岳2669.8m~冷池山荘幕地

2013年09月27日 | 山行記

後立山連峰を縦走して来ました。
(形態:テント縦走 メンバー:夫・自分)


9月22日(日)22:40 大阪発(夜行バス)
9月23日(月) 6:00 扇沢着


扇沢発6:30
今回はテント泊なので荷物の軽量化に努めました。
左のオレンジザックが私のです。
夫は膝を痛めやすいので昨秋から一本ストック持ち。
(出発時点でザックは各々17kg(水2ℓ含む))


長い柏原新道の登りを経て種池山荘10:00着


2000mを超える辺りから紅葉が始まっていました。


ナナカマドの実が真っ赤に色付いていました。


△爺ヶ岳南峰 登頂 11:10着(日本300名山)

 
△爺ヶ岳中峰 2,669.82m 11:30登頂
三等三角点 点名:祖父岳
(設置年月日等の点の記は国土地理院に保管無し)


ガスが晴れると後立連峰が一望できました。
これから辿るトレールも行く手に見えます。


対峙する立山連峰(立山、剣、毛勝三山 方面)の視界が抜群でした。
立山(左の峰)と別山(右の峰)


冷池山荘(2380m)  12:50到着
今夜はここで幕営です。


mont-bellムーンライトテントⅠ型(一人用)
30年来使用している私の別荘です。


夫のテント mont-bellクロノスドームⅠ型(一人用)
各々、お気に入りのテントで自分の時間を別々に
ゆっくり過ごします。
(装備、食料すべて個々、共同装備は持ちません。)


冷池山荘から8分登った場所に幕地があります。
立山連峰が一望の西向き。段々状のテントサイトです。


モルゲンロート 立山方面

明日は行程が長いので3時起き、4時発。
18:30に就寝しました。

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三角点 4点

2013年09月20日 | 日々

お天気が良かったので、三角点巡りをしました。

  
四等三角点 点名:沢谷
標高:198.72 m
設置:昭和62年10月1日
環境:公園
・手前にある背の高い石が三角点か?と見間違えそうになります。保護石(赤矢印)が4つで、真ん中の☆印が三角点です。

  
四等三角点 点名:妙見
標高:202.9m
設置:昭和42年8月12日
環境:お寺の境内
・収納式でした。標石は残念ながら土に埋まっていて上部しか見えず。こういう三角点に出会うたび、「スコップ必携」を反省します。何だか意外な場所にありました。

   
四等三角点 点名:二ツ池
標高:188.8m
設置:平成3年7月9日
環境:池のほとり
・形の揃った丸い保護石に守られた新しい標石でした。「住環境に恵まれた三角点」・・・そんな佇まいでした。

   
四等三角点 点名:東本庄
標高:180.2m
設置:平成3年7月9日
環境:畦、墓地の近く
・「大切にしましょう三角点」の白い標柱が無かったら、おそらく見つけられなかったのでは・・・。草むらに隠れていました。不ぞろいの大きな自然石4つに囲まれていました。

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つき

2013年09月19日 | 日々

眩しい満月が今ちょうど真上です。
ふと思い出した絵本を押入れから出してみました。
子供達が幼い頃、数えられないほど読んであげた、一冊です。


福音館書店 
林明子 さく・え
「おつきさまこんばんは」




この落書きは・・・たしか娘が描いたもの。
今見れば・・・ふふっと笑ってしまう良い思い出です。



裏表紙

おやすみなさい。

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三角点

2013年09月16日 | 山行記


花山院(かざんいん)の境内裏から菩提山
のピークを目指します。





 
四等三角点 点名:花山院(かやまいん) 421.4m
設置:昭和42年9月2日

花山院を訪れる人は多くても、山頂まで足を運ぶ人はごくわずかと思われます。
石標は40年以上の月日を感じないほどきれいに保たれていました。

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△ 菩提山(三田市) 421.4m (旧参道、途中まで)

2013年09月16日 | 山行記

台風が過ぎ、午後からきれいに晴れ渡りました。
秋空に誘われ菩提山の旧参道(※)を登りました。
※菩提山(花山院)へは舗装された車道(琴弾坂)
を登るのが現ルートですが、南麓に旧参道も
荒れ道ながら残っています。


旧参道の入り口を示す石標
『右へ花山院』と読めます。


始めは轍の付いた明瞭な道が続いていますが、
それもお堂まで。


お堂


道が急に狭まり、谷筋は今朝までの雨で
川になっていました。


川(本来の道)に沿って登りました。

 
平地も沼状態・・・

この辺りから急登で尾根に出るはずでしたが、ルートが解らず退散しました。
とても残念でしたが、また再挑戦しようと思います。




残念・・・・

今日は三角点を見る目的もあったので、安直に車道を登るのは
不本意でしたが、花山院(かざんいん)へ。

2013.9.16(月・祝)
 △菩提山 旧参道を途中まで

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三角点 二点

2013年09月10日 | 日々

涼しい気候になったので自転車で三角点を見に行きました。






△二等三角点 262.39m 
点名:  池尻
旧設置:明治22年11/8
新設置:平成3年5/23
☆茂みの中にひっそり隠れていました。




△ 三等三角点 233m
点名:  上野2
旧設置:明治36年6/6
新設置:昭和58年5/12
☆保護石に囲まれて平和に保たれていました。

私の住む街は三角点に恵まれています。
薮の勢い衰えるこれからの季節、各所の三角点を訪ねたい
と思います。

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鳥取往復の交通

2013年09月07日 | 日々

(往路)6:17  新三田―(宝塚線快速)―尼崎―(新快速)―姫路―(山陽本線)―上郡―(私鉄・智頭急行線)―智頭―(因美線)―10:55鳥取
(復路)18:40 鳥取―(スーパーはくと)―智頭―(私鉄・智頭急行)―上郡ー(山陽本線)―姫路―(新快速)―尼崎―(宝塚線快速)―22:00新三田
※ 智頭急行以外はすべてJR線


智頭急行 普通車輌


シート


運転席と料金箱


因美線 普通車輌


シート

 

 
特急スーパーはくと


シート


テーブル 内臓パタン式と背面バタン式をダブルで使う


フットレスト


青春18きっぷ


智頭列車1日乗り放題きっぷ


☆今回の鳥取行きで18きっぷを使い切りました。
新三田から鳥取までの道のりは途中、
(上郡―智頭)間を私鉄・智頭急行(片道:1260円)
に乗って繋がざるを得ません。
この日は偶然にも智頭急行乗り放題切符
(1,000円)が発行されており、
かなり経済的な交通費で鳥取往復が出来ました。

智頭急行と因美線の普通車輌は以前に
車で鳥取方面へ行った折、山間部や川沿いを

走る姿を見た時から、「いつかぜひ乗って
みたい」と思っていました。
復路は時間の関係で特急に乗りましたが、
「スーパーはくと」はグッドデザイン賞の車輌だけに

素敵な電車でした。

また季節を変えて同ルートを乗車したいと思います。
次は復路も特急を使わず、普通車輌を充分に
楽しみたいです。

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鳥取砂丘 砂の美術館

2013年09月06日 | 日々

晴れるまでの間、砂丘の近くにある「砂の美術館」を
観覧しました。












世界の砂造彫刻家達による作品で、のりなどの接着剤は
一切使わず、砂丘の砂と水のみで造られているそうです。
あまりにも精巧で美しくびっくりしました。
毎年テーマが変わるとのこと、今年度は「東南アジア編」でした。

☆鳥取に来るまで同美術館の存在は知りませんでした。
駅の観光案内所で教えていただき、思いがけず素晴らしい
施設に行けました。

予想以上に娘は喜び、たくさん写真を
撮っていました。☆

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鳥取砂丘

2013年09月06日 | 日々

4日水曜日、娘と二人で鳥取砂丘に行きました。




生まれて初めて訪れた鳥取砂丘は、海岸の砂とは違う色でした。
本物の砂漠もこんな色なのかな・・・
  
駆けだす娘、誰も居ない砂丘、雨が上がって本当によかったです。



 
ハマゴウ (実は強い香気があり、漢方にも使われるそうです。)
実をこすって嗅いでみると、正露丸や昔の薬に似た、なんともいえない匂いがしました。



☆鳥取に着くと大雨で、せっかくの砂丘訪をあきらめて
いた矢先、うその様に晴れ出して・・・・
砂丘では思わず
駆け出しました。

自然観察指導員さんがおられたので、少しお話を
伺いました。
オアシス(池)は、本来は夏の間干上がってしまって
見られないそうですが、昨日からの大雨でこの季節
に珍しく出現したそうです。
砂丘の植生に付いても教えていただきました。
偶然、観察員さんに出会えて得した気分でした。

娘が小さい頃、「いつか砂丘に行こう」と約束した
ことを
覚えていてくれて、「やっと来れたねえ!」と
はしゃぐ様子に、私も嬉しかったです。
今度はぜひ家族全員で再訪したいです。☆


山陰の海は秋の風情でした。

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