先週金曜日(8月17日)、前夜の天気予報では雨、降水確率70%の予報。であったが、翌朝目を覚まし外を見ると、空は晴れている。陽も射している。ところが、ラジオのニュースではお姉さんが「雨、ときどき曇り、所によっては雷雨」と言う。
「スタジオには窓がないの?外見ろよ」と思うが、私もじつは今日は雨だと信じ切っていて、今は晴れていてもそのうち降るだろうと予想していた。何しろ前日まで、沖縄近海で突然発生した台風18号のせいもあって雨が続いていて、それで「今日も雨」と思っていた。そう思っていたので「雨じゃない日に」と予定していた事を来週に延期していた。しかし、そのお陰で別の頼まれ仕事(パソコン作業)が1つ片付いた。しかし、連日の長時間パソコン作業のお陰で肩凝りが酷くなった、・・・という話はどうでもいい。
これまでも天気予報が外れることはよくあった。今年はしかし、例年より外れが増えているような気がする。前夜の天気予報では「明日は晴れ、降水確率10%」とあっても、翌朝、雨が降っていたりして、朝の天気予報を聞くと「大気の状態が不安定で、ところによりにわか雨」となっていたりする。予報のための材料がこれまでと同じでは当らなくなったということだろうか、別の新たな材料が必要になったのだろうか。
それにしても今年2018年は、少なくともここまで(8月)は例年と少々違う気候となった。梅雨時の5月6月は雨が少なく、例年だと雨の少ない7月に雨が多かった。沖縄気象台発表によると、7月の降水量は統計開始以来最多だったとのこと。
「8月はどうなんだろう?他の月は?」と思って沖縄気象台のデータを調べる。
沖縄(那覇地域)の1年、概ね冬~春(11~4月)は雨が少なく、5~6月の梅雨期から、台風があり、秋の長雨もある7~10月は雨が多い。ただ、7~8月は台風がないと雨は極端に少なくなる。そう言えば去年の7~8月は干ばつであった。2ヶ月足して降水量は約100ミリ、過去10年の平均値でも2ヶ月足して445ミリ、今年は7月と8月中旬までに約666ミリと多い。また、去年は酷暑でもあった。平均最高気温は7月33.3、8月33.6、今年の気温は過去10年で最も低く、7月30.8、8月31.0。降水量が多いのは接近台風が多いという要因もある。接近台風の数も今年は例年より多い。
300坪の畑を借りて農夫として動き始めた頃、「300坪で自給自足」を目標とし、芋(さつまいも)を主食にすれば自給自足は夢じゃないと判断し、その方向で進む。そしてさらに、この先、異常気象の可能性は高くなる、大地震の予想もあり、権力集中型国家が増え、戦争という可能性も高くなっていると思われる。
何が起きても「少なくとも体が動けるなら、意思の自由があるなら、大地があれば人は生きていける」ということを基本に自給自足芋生活を目指したわけであるが、「大地があれば生きていけるように人間と自然は造られている」ということを信じて自給自足芋生活を目指したわけでもあるが、おそらくそれは正しい判断であったと思うのだが、私はあえなく沈没してしまった。腰痛を患って体が思うように動かなくなってしまった。
「300坪を機械を使わず手作業で」が先ず、我が身の年齢と体力を考えれば無茶だったのだろう。「100坪を手作業で」ならもっと齢とってもできたかもしれない。100坪に明日の芋が常にある。明日の芋は誰にとっても希望の芋になるかもしれない。
記:2018.8.20 島乃ガジ丸