ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ソーメン生活

2010年11月12日 | 通信-社会・生活

 一年忌とか三年忌とかに包むお金も香典と言うのかどうか知らないが、まあ、そうだとして、その時お返しに頂くものを香典返しということにしておく。
  その香典返しに、沖縄ではソーメンを頂くことがある。その場合に頂くソーメンはだいたい1袋5束ほどのもの。昨年、法事がいくつかあって、そのいくつかの内、3件で5束のソーメンを頂いた。今年の初めには、「お歳暮で貰ったソーメンがあるから持って行けよ。」と父に言われ、20束入りのソーメンを実家から持ち帰った。
 実家からソーメンを持ち帰るのは、お歳暮かお中元の後、年に1回くらいはある。そんなこんなで、私はソーメンをスーパーなどで買った記憶が無い。買わなくても一人住まいのアパートにはソーメンがいつでもあり、時には大量にある。

 父が死んで、住む人のいなくなった実家の掃除、整理をしている際、台所にあった消費期限切れ、あるいは賞味期限切れの食い物を処分した。消費期限切れ、あるいは賞味期限切れで無いものは持ち帰った。持ち帰った物の中に、封が開けられ、3束は使われ、17束が残されたソーメンもあった。箱には賞味期限2010年9月とあった。時は既に9月のなかば、「しばらくは毎日ソーメンだな」と覚悟する。
 その時、私の部屋には15束入りの未開封の箱1つ、法事で貰った5束入りの袋1つのソーメンがあり、さらに、実家にはもう1箱(たぶん15束入り)のソーメンがある。というわけで、「しばらくソーメンだな」の「しばらく」はきっと長期になる。
          

 私の、私が良しとしている食生活は、週16食(5日間は1日2食なので)の内、4食が玄米、5食が酒と肴、4~5食が芋、2~3食がパンまたは麺類なのだが、実家にはソーメンの他、大量(5キロ)の白米も残されていて、それも持ち帰り食べている。で、9月以降は玄米食ができず、そして、ソーメンのお陰で芋食もできずにいる。
  芋の代わりのソーメン、週に6~7食のソーメン、ソーミン汁やソーミンチャンプルーの塩味、醤油味、味噌味の他、冷し中華風、スパゲッティーサラダ風などといろいろ工夫して食っているが、さすがに飽きる。2週目が終わったところで飽きた。
 同じ麺類だが、カップ麺のラーメンとか蕎麦とか、冷凍のうどんとか、沖縄ソバとかスパゲッティーとかを間に入れる。でも、そのうち麺類に飽きてしまい、パンとかヒラヤーチー(お好み焼きのごく薄いもの)とかを間に入れる。そんなこんなでも、週に2、3食はソーメンを食べていたので、10月15日には実家から持ち帰った賞味期限が9月の17束を食い終えた。「やっと終わった」という思いがした。

 それでもなお、ソーメン生活は続いている。15束入りの箱を開け、週に2、3食は食っている。ソーメンや白米が面倒なのは、それらが副食(オカズ)を要するというところだ。玄米や蕎麦(蕎麦粉10割とか8割なら)は、副食が無くてもビタミンやらミネラルは概ね足りる。白米やソーメンだけでは生きるに必要な栄養が不足する。
 最近、肩凝りが酷くなった時期があったが、それを私は酒のせいにしていたのだが、もしかしたら、ソーメン生活のせいかもしれない。元より少食なので、白米やソーメンを主食にしていたら、ビタミンやらミネラルが足りなくなるのかもしれない。
          

 記:2010.11.12 島乃ガジ丸