ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

自然の味の野菜

2015年03月13日 | 通信-環境・自然

 去年、子持ち孫持ちの美人と結婚した友人I氏、あっという間に娘1人、息子1人の親となり、孫1人の爺様となった。その娘家族が沖縄へ転勤となり、その引っ越し作業が先週土曜日にあった。I氏夫婦も引っ越し作業を手伝うために東京からやってきた。夫婦を空港まで迎え、途中で昼飯を食い、娘夫婦の新居へ向かう。
 I氏夫婦を娘家族の家に連れて行き、若夫婦、老夫婦に加え、私もついでに1時間余引っ越し作業を手伝う。作業がまだ山とありそうな4人を見捨て、私は一旦帰ったが、その日の夜、I氏も何度か通ってよく知っている、私の友人がやっている店で食事会。I氏、婿、私の3人はビールを飲み、ワインを飲み、楽しい食事会となった。
 その日は昼食も夕食も外での食事となったが、外食、外飲みは久々、1月に弟が帰郷して飲みに行って以来のこと。というか、去年1年間で外飲みしたのは数回しかないので最近の私としては久々では無く普通。外飲みしないのはもちろん、貧乏だから。

 「私の友人がやっている店」というのは宜野湾市大山にある「めぇみち」。I氏一行と食事会というのはI氏から「場所はめぇみちで」と提案があり、3週間も前から決まっていた。で、私は、I氏一行に私の野菜を食べさせたいと思い、食事会の3日前にフェンネルとジャガイモを持って行き、食事会で出してくれるよう頼んでおいた。
 フェンネルは、去年「めぇみち」の主人に「作れないか?」と頼まれ、少量を初めて栽培し、それを「めぇみち」に持って行き、後日、料理されたものを初めて食った。「旨いぜ」と私の舌は感じ、で、今年はたくさん(40株ほど)栽培している。その中から成長の早いものを既に10株ほど収穫し、その多くを「めぇみち」に収めている。
 初めて食べて「旨い!」と感じたのだが、私はフェンネルを食い慣れていないし、私が栽培した以外のフェンネルを食ったことも無い。というわけで、「これはあなたが栽培したフェンネルよ」と言われないと、それがスーパーで売られているものか私のものか、つまり、普通の栽培か自然栽培のものかを判別できない。
 しかし、ジャガイモは食い慣れている。食い慣れていて、それが普通の栽培か自然栽培のものかを確信を持って判別できる。自慢するが、まぁまぁの舌なのである。
          

 そして当日、料理の中にフェンネルとジャガイモが他の材料と共にあった。「これがフェンネルですか」と食べたI氏が「美味いですね」と言う。「このジャガイモもガジ丸君が作ったものですか」と食べたI氏が「美味いですね」と言う。それを聞いた後、私もフェンネルを食う。今まで食べたお馴染みのフェンネル、確かに旨い。そしてジャガイモを食う。そして、「いや、これは私のジャガイモじゃない」とI氏に答えた。
 自画自賛するが、私の畑のジャガイモは旨い。食感が先ず違う、私のはもちもちしている。白米ともち米の違いみたいなもの。もち米より白米がずっと好きという人も多かろうが、私のジャガイモは味もしっかりしている。余人はどうか知らないが少なくとも私は旨いと思う。なので、食べてすぐにそれが私の物であると判った。
 自然栽培の野菜は他の物も旨い。ジャガイモは蒸しただけの物を食べて、ニンジン、タマネギなどは生で食べて普通の栽培の物との違いが判ると思う。・・・自画自賛はこの位にしておこう。私が外飲みしない理由がもう一つある、私の野菜たちが旨いから。
          

 記:2015.3.13 島乃ガジ丸