薬草の勉強をなおも続けているが、目の痛み、頭痛、肩、首の凝りを避けるため、1日8~9時間だったパソコン作業を1日4~5時間に減らした。4月中旬のことである。その他、肩甲骨のストレッチ、薬草摂取などということもやって目の痛み、頭痛、肩凝りはだいぶ良くなったのだが、首の痛みはまだ残っており、腰は相変わらず痛い。
腰が痛いと「この先、肉体労働ができない」という思いに至って気分も沈む。気分が沈むと肉体労働ではないパソコン作業にも影響が出る。やる気がなくなる。パソコン作業だけでなく生活の概ねに元気が出なくなる。楽しいのは寝る前と、スーパー行って今宵の肴を何にするか考えながら食材を買い、家に戻ってその食材を料理して、できた肴をテーブルに並べ、先ずは1缶の発泡酒を飲み、今宵の肴に合わせた酒を飲む、のが楽しい位。一杯あるじゃねぇーかと思われるかもしれないが、腰痛前はもっと一杯あった。
やる気が出ないので「薬草冊子その2」作りも滞っていた、そんな5月のある日、しばらくなかったニンニク料理を食うかと思い立つ。3月から沖縄もニンニクの収穫時期となる。スーパーに並んでいたのを何度か買い、元気を求め焼きニンニクなどにして食っていた。普通に美味しいニンニクだった。5月下旬になってもニンニクはスーパーや八百屋い多く並んでいたが、何度食べても元気にならないのでいつか食う気を失くしていた。
そんな5月下旬のある日、八百屋でナスに目が行く。今宵は焼きナスにするかとカゴにいれる。ナスの真後ろの棚にニンニクがあった。「そうだ、今日は久々にニンニクを食うかと予定していたんだ」と思い出し、ニンニクをカゴに入れナスを元に戻す。その時ふと思い付いた。「そうだ、ナスのニンニク炒め」と、で、再びナスをカゴに入れる。
ナスのニンニク炒めは、実は想い出の料理で、コンロが汚れるのを嫌がって油を使う料理の減ったここ10年は少なくなっているが、それまでは年に1~2回は作っていたと覚えている。母の料理であり、母の作るそれはとても美味しかった。
ニンニクという強い味が加わるので塩加減さえ間違えなければ、ナスのニンニク炒めは誰が作ってもまあまあ美味しい。母の味には及ばない(何故だか不明)が、私が作ったのもまあまあ美味しい。まあまあ美味しく、母を想い出し、食べると元気になる。ニンニクの力で元気になっているのかどうかは今のところ判断できない。
ナス(茄子):野菜
ナス科の一年生草本 インド原産(推定) 方言名:ナシビ
高温性の野菜で、30度内外が発芽適温。春蒔き夏収穫、夏蒔き冬収穫などの品種があり、沖縄ではほぼ一年中、栽培ができる。乾燥に弱い。
記:2019.6.16 ガジ丸 →沖縄の飲食目次