ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

無駄なおまけ

2009年11月20日 | 通信-社会・生活

 模合(相互扶助的飲み会)仲間のSが、10年もお付き合いしていた人と今年になって籍を入れ、新居を構えた。新居は浦添市にある中古の分譲マンション、そこに新郎新婦、新婦の連れ子二人の四人と、座敷犬一匹が住んでいる。新居祝い(何のプレゼントも祝いの言葉も贈らなかったが)も兼ねて、今月11月の模合はそこで行われた。
 Sは酒を飲まないので酒の知識がほとんど無い、新婦のCさんは今回が模合デビュー、模合仲間のほとんどと初対面、何をどれだけ用意したらいいか分らないだろう、ということで、酒や食い物の買出しは、私が手伝うことになった。Cさんはキャンプ仲間だったので、SとCさんが知り合った頃から私も彼女と知り合いである。
 模合が始まるのは午後7時だが、新居の近くにある公園を散策しながら私は3時に新居に着く。Sから「3時に」とメールがあったのでそうしたのだが、買い物に出たのはそれから1時間以上も経ってから、その間ずっとユンタク(おしゃべり)。買い物から帰った後も2時間近くはユンタク。久々にのんびりした時間を過ごした。
          

  10月の模合の席で、「来月はSの新居でやる」ということが決まったのだが、その時に、「刺身は港の魚屋で買うべし」とGTが注文し、「酒はGスーパーで買うべし」とKYが注文した。模合仲間にはそんな煩い連中がいるのだ。私ならそんな注文に素直に従うことは無いのだが、Sは注文通り動く。すぐ近くにスーパーがあるのにも関わらず、ずっと離れたGスーパーへ行く。Gスーパーはまだいい。車で5分の場所だ。しかし。港の魚屋は車で20分ほどかかる。わざわざそこまで行く。
 「刺身はブロックで買って、自分で切った方がいいって言ってた。」と、優しいSは友達の要望をしっかり覚えている。「えーい!煩い!」と、優しくない私は思って、「切られたやつを買って、自分で切ったと言えばいいんだ。」となる。切られたものを数種類買って帰って、皿に盛る。誰からも文句は無かった。

  さて、話はそういうことでは無く、ポイント、今流行っているエコポイントなどのポイント、あちこちのスーパー、コンビになどで「ポイントカードはよろしいですか?」と訊かれる、何がよろしいのか良く解らないが、そのポイント。
 Sと一緒に買い出しに行ったGスーパーでも港の魚屋(魚市場みたいなところで、たくさんの魚屋が一つの建物の中にあった)でも「ポイントカードはよろしいですか?」などと訊かれなかった。両方ともポイントカードが無いのだ。ポイントカードは無いけれど、両方とも安かった。「えっ!」と驚くほど安いものもあった。

 私はポイントカードなるものをほとんど持っていない。カードを財布に入れるのが面倒なのでということもあるが、ポイントは無駄なおまけとしか思えないからでもある。
 それぞれのポイントで違うもしれないが、私が知っているところでは100ポイントが100円になるようだ。カードを発行したり運営したりで、100円のポイントには100円以上の費用がかかっているはず。ポイントカードをレジで出し入れするのにも少しだが余分な時間がかかる。ポイント分を最初から値引きした方がいいんじゃないかと私は思う。ポイントって世界的にはどうなんだろう、日本だけのことだろうか?
          

 記:2009.11.20 島乃ガジ丸