ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

無菌体質と雑菌体質

2017年02月17日 | 通信-科学・空想

 畑への行き帰り、毎週金曜日ガジ丸ブログの為に通っている従姉の夫の事務所への行き帰り、その他、買い物への行き帰りに、車を運転しながら私はラジオを聞いている。畑仕事の休憩時間や昼休みにもラジオはオンになっている。私の関心は概ねニュース天気予報だが、平日の昼休みにやっている番組もなかなか面白くて、聴く機会が多い。
 その番組、どう面白いかと言うと、今のウチナーンチュの生の気分が伝わってくるので面白い。ウチナーンチュではない(大和人の)リスナーも少なからずいて、彼らの沖縄に対する愛情もふんわりと感じられてそれも楽しい。ところがだ、
 その番組のメインコーナーはアンケートとなっている。リスナーに対し「~~についてどうしているか?どういう立場であるか?A何々、B何々」と二者択一にしてアンケートを募るもの。それはそれでいいのだが、ところが、そのアンケート内容がどうでもいいことであることが多い。「靴は右から履くか左から履くか」みたいなもの。
 アンケート内容はどうでもいいことなのだが、リスナー達のメール内容に対する司会者のコメントが楽しい。どうでもいい内容なので具体的に覚えていることは1つもないのだが、全体の雰囲気が「ウチナーンチュだからさぁ」という気分であり、私は楽しい。

 どうでもいいアンケート内容が多い中、今週だったか先週だったかの過日、少し気になるアンケートがあった。「毎日風呂に入るか?A入る、B入らない」というアンケート。その内容は私にとってどうでもいいのだが、司会者の「毎日入るのが当然でしょう」について、「風呂には毎日入るのが当然か?ホントに?」と疑問を持った。
 司会者の意見は、「汗をかいたから入る、のではなく、生きていたら毎日身体にバイキンが着く、それを落とさなければならない」といったようなものであった。「それは違うだろう」と私は思った。「生きていたら毎日バイキンは着いている。風呂に入っても入らなくても人間の身体にバイキンは着いている。であるが、人間の身体に必要な菌も着いている。いろんな菌が着いているお陰で人間は生きていけると言っていい」と思った。
 素人の私なので科学的考察による科学的立証はできないのだが、いろんな種類の雑菌が身体に着いているお陰で、もしかしたら悪玉菌の繁殖を抑えているのかもしれない。この先、地球上に出現するかもしれない、人間が生きるのを邪魔するような悪魔のようなバイキンに感染したとしても、雑菌だらけの人間の方が無菌の人間より生き残る可能性は高いのではないかと、畑の雑草や虫達と触れあっている雑菌体質の私は思う訳だ。
     

 風呂(ウチナーンチュは概ねシャワーのみ、私も湯船に浸かるのは数年に1回くらい)に入って、石鹸で身体を洗う。だけでなく、中にはタオルでゴシゴシ洗う人もいる。私から見るとゴシゴシと身体の表皮を剥いているような感じ。「表皮を剥いてそこから雑菌が体内に侵入したらよほど危険ではないか?」と思う。ということを従姉に言うと、
 「ゴシゴシと角質を落とすのよ、落とした後はクリームでケアするから雑菌が浸入する心配もないのよ」とのお答え。「時間と金のかかること」と男の私は思うが、そういうのが女の身だしなみということなのかもしれない。そういうのはあれに似ている。
 太る(ケーキなど)食物を必要以上に食べて、その分のカロリーをフィットネスクラブに通って消費する。「無駄じゃねぇ?」と粗食小食の私は思う訳である。
     

 記:2017.2.17 島乃ガジ丸


豆乳

2017年02月17日 | 飲食:飲物・嗜好品

 風邪引きの飲物

 豆乳を飲み始めたのはいつ頃だったか、若い頃の私は牛乳が好きで、夏、したたか汗をかいた日などはビールジョッキに冷えた牛乳を入れてグビグビ飲んでいた。
 いつ頃からか定かに覚えていないが、たぶんオジサンと呼ばれるようになったアラフォー辺り頃からだったか、私は牛乳が飲めなくなった。牛乳を飲むと下痢をするようになった。飲めないものは飲まなくていいという考えの私は、それ以降牛乳を飲んでいない。
 そうだ、1つ思い出した。私がまだ250CCのバイクに乗っていた頃だから40歳を少し過ぎた辺り、友人Mの家に遊びに行った時、牛乳の話になって、
 「それまで大好きだった牛乳なのに、数年前から飲めなくなった。」と言うと、Mの女房、才色兼備の良妻賢母Hさんも「私も牛乳は飲まない」と話し、
 「牛乳は飲まなくていいです。今の牛乳は抗生物質に汚染されていて身体に良くないです。カルシウムはヒジキで摂取すればいいんです。」ときっぱり言い放った。

 もう1つ思い出した。これは数年前のこと。友人の料理人、才色兼備の良妻(については?バツ一なので)賢母H(偶然だが、Mの女房と同じ名前)さんの店へ顔を出した時のこと。ある本(名前は忘れた)をHさんが「これ読んでみて」と貸してくれた。大雑把にいえば食の安全の本だ。その中に「牛乳は牛の赤ちゃんが飲むもので人間が飲むものではない」とあった。その意見については、私には少々異論もあるが、Hさんも「牛乳なんて飲まなくても良いです。カルシウムは他からいくらでも摂れます」と言い放った。
 2人の才色兼備が言い放ったからではなく、私は彼女たちからそう聞く前から牛乳を飲んでいない。私の場合、牛乳を飲まないのではなく飲めなくなったのだ。
     

 牛乳は飲めなくなったが豆乳は全然平気。全然平気だが、飲む機会は極めて少ない。何しろ、豆乳より好きな飲み物が私にはたくさんある。ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、ブランデー、泡盛、焼酎などなど。いずれも豆乳より遥かに好き。
     
 ノンアルコールの飲物でも、家にはコーヒー、紅茶、緑茶が常備されていて、これらは豆乳よりずっと価格が安いので日常の飲み物となっている。
 豆乳は特別な日にしか飲まない。特別な日とは風邪など引いて身体が弱っている日。若い頃の私は年に1回は風邪を引いて数日は寝込むほどの症状になっていた。2001年1月から始めた粗食小食、その数年後からだから今から約10年ほど前以降、私は風邪をあまり引かなくなった。引いても熱が出るとか身体がだるいとかはなく、鼻水が出て、翌日には痰が出て、「あー、風邪だったんだ」と気付くような軽い症状で済んでいる。というわけで、ここ10年ばかり豆乳を飲む機会はなかった。
 今年(2017年)1月末、久々に寝込むほどの風邪を引いた。で、久々に豆乳が欲しくなった。風邪を引いている間には間に合わなかったが、風邪が治って数日後、毎週火曜日近所を行商している豆腐屋、美味しい豆腐を提供してくれる池田屋の豆乳を購入し、飲んだ。これがまためちゃくちゃ濃くて美味くて、ヌチグスイ(命の薬)となった。
     

 身体が弱った時に豆乳が飲みたくなる理由は不明。私の身体がそう欲している。おそらく、豆乳の成分の中に病気に対する抵抗力を高めるものがあるに違いない。化学も家庭科も苦手で、未だにその方面には知識の無い私なので、それが正しいかどうかは不明。
 ちなみに、豆乳を広辞苑で調べると、
 豆乳
 豆腐製造の際、水に漬けた大豆をすりつぶした豆汁を加熱して漉こして得た白濁液。古くから牛乳や母乳の代用としてきた。
 とのこと。成分については書かれていなかった。風邪に効くとも無かった。

 記:2017.2.15 ガジ丸 →沖縄の飲食目次


乳酸菌飲料

2017年02月17日 | 飲食:飲物・嗜好品

 ヤクルトおばさん

 ここ10年ほど、寝込むほどの病気(風邪でもそれ以外でも)に罹ったことはなかったのだが、1月30日の夜に引き始めた風邪では翌31日、丸一日寝込んでしまった。熱は出ていないのでインフルエンザではないと思ったのだが、もしかしたら熱の出ない新型インフルエンザがあるのかもしれない。何しろ丸一日身体がだるかった。

 そんな久々の大病で寝込んでいる時、喉が渇いて「何か飲物」と欲した。しかし、私の部屋に酒はたくさんストックがあるが、清涼飲料水の類は置いていない。緑茶、紅茶、珈琲はあるが、お湯を沸かして・・・というのが面倒で、喉の渇きは我慢。じつは、風邪を引いた時に飲む飲物について私には好みがある。これを飲んでおけば風邪も早く治るであろうと私が信じているもの、その第一は豆乳、第二はリンゴジュースで、その次に、その他のフルーツジュースや野菜ジュース、そして、乳酸菌飲料と続いている。
 31日は丸一日寝込んでいたが、翌2月1日には鼻水が出て、咳が出て、痰も出る状態ではあったが、身体のだるさは取れていたので午前中の2時間ほどは畑仕事、その後、銀行行ってガス代の支払いをし、スーパーへ寄って風邪を引いた時の飲物を買う。
 風邪を引いた時の飲物、第一には豆乳なのだが、ちょっと悩んで、豆乳ではなく野菜ジュースと乳酸菌飲料を購入した。豆乳を買わなかったことについては、毎週火曜日にやってくる行商の豆腐屋池田屋の豆乳、まだ飲んだことはないがきっと美味かろうと大いに期待していたので、そんじょそこらの豆乳は飲まなくても良かろうと思ったから。

 乳酸菌飲料として私がたびたび(といっても数年に1度の頻度)選んでいるのは、森永ヨーゴや明治メイグルトなるもの、量が多いので喉の渇きを潤すのに大いに役立つ。今回はしかし、それらを買わず乳酸菌飲料としては最も伝統のあるヤクルトにした。ヤクルト10本入りパックが特売となっていたからだ。主夫は少しでも安いものを買う。
 ヤクルト、私が子供の頃からある。よく飲んだ覚えがある。大人になってからはたぶんそう飲んでいない。今回のヤクルトはおそらく20年ぶり、あるいは30年ぶりくらいかもしれない。祖母が生きている頃、祖母はたびたびヤクルトを飲んでいたと覚えている。祖母が生きている頃とは約30年前、その頃、祖母のご相伴をしたかもしれない。
 ヤクルト、私が子供の頃はテレビでもコマーシャルをよくやっていて、自転車での宅配もあったと思う。その宅配をする人は女性で、テレビのコマーシャルでは彼女たちのことを「ヤクルトおばさん」と呼んでいた。いつからかしらないが、「おばさん」が差別用語のような扱いをされるようになって、今ではヤクルトレディーと呼ぶらしい。
     

 「おばさん」が何で差別用語となったのか、私には理解不能。女性は中年になったらおばさん、老年になったら婆さんと呼ぶのが当たり前じゃないかと思う。私自身は今、オジサンと呼ばれても何の違和感も無い、もう少ししたら爺さんと呼ばれるだろう、そう呼ばれても嫌な気分はちっともしないはず。むしろ、初めてそう呼ばれたらニヤっとするかもしれない。「私が爺さんと呼ばれた記念日」にするかもしれない。
 話が逸れたがヤクルト、30年ぶりかもしれないヤクルト、まあまあ美味かった。身体が弱っていたせいかもしれないが、その甘さが癒しとなった。その甘さはしかし、身体が元気な時には甘過ぎるかもしれない。乳酸菌飲料、私の日常の飲物には向かない。
     

 記:2017.2.11 ガジ丸 →沖縄の飲食目次