ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

瞑想の必要

2013年05月24日 | 通信-科学・空想

 最近、ここ一ヶ月余、ほぼ毎日(それまでは週に1、2度)朝目覚めた時に血圧を計っている。血圧は上150、下90を超える日もあるが、概ねは正常値の範囲(上は140前後と少々高めだが、下は80前後)にある。なのに、何故毎日計っているのかというと脈拍数が異常だったのだ、連日70台、稀に80を超えることもあった。

 2001年2月に血圧計を買って、翌3月から2008年7月までの長い期間、血圧をほぼ毎日計っていた。2001年1月、『血圧安定化計画』と名付け、上が140台、下が90台と高かった血圧、及び、70キロ(身長170センチ)あった体重の、それぞれの数値を下げるという計画を立て、ほぼ毎日血圧と体重を計っていた。
  血圧と体重の数値を下げるために何をしたかというと、運動。出勤して、仕事が現場(肉体労働)の時は休むが、内勤(パソコン作業)の時は家に帰って腕立て伏せなどの筋力トレーニングをした。体重はすぐに減っていったが、血圧はあまり変わらない。
 粗食少食も始めた。これも体重には影響を与えたと思う。血圧に変化が見え始めたのは2年ほど経った2003年から。2003年2月には上が140前後、下が90前後となり、体重もその頃には60~62キロまで落ちている。その後、玄米食なども始めたが、それらの数値はそれから長い期間ほとんど変わらず、2008年8月、「もういいや」と思って血圧を計るのも体重計に乗るのも「たまに」となった。

 血圧計は血圧を計ると同時に脈拍数も計ってくれる。脈拍数は計り始めた当初からだいたい65前後で、60前後が続くこともよくあり、2011年1月から2013年1月までは60前後が続いていた。それが、今年2月から65前後となり、4月中旬から70台となった。「何で?」と疑問に思い、以降毎朝血圧計を使っている。
 「何で脈拍数が多いのだ」と考える。そう言えば、恋もしていないのに胸が苦しいということがここ二ヶ月の間に4度あった。「あっ、心筋梗塞だ、動脈硬化とか動脈瘤とか血栓とかいうやつだ、心臓が無理してるんだ」と判断した。
 そういえば、ここ数ヶ月休肝日が少ない。ここ一ヶ月を見ると、4月12日に休肝日があって、その後はずっと飲み続け5月8日になってやっと休肝日。また、ここ数ヶ月、筋力トレーニングをやった日も少ない。散歩もほとんどやっていない。

 散歩と筋力トレーニングは置いといて、とりあえず今月から休肝日を少なくとも週1日は設けるようにした。でも、脈拍数70台は5月14日まで続いた。
 しかし翌15日、脈拍数は一気に62まで下がり、以降は60前後(58~64)で推移している。何故そうなったか?思い当たることが一つある。
 15日の朝、目が覚めて、トイレに行き用を足し、ベッドに戻って、仰向けになって深呼吸を10分ほどやった後、さらに30分ほどやったものがある。去年までは時々やっていたことだが、ここ数ヶ月はすっかり忘れていたこと。・・・瞑想。
 瞑想の際の呼吸は深呼吸では無く無意識、つまり自然の呼吸。自然の呼吸をしながら同じ姿勢(私の場合は仰向けに寝る姿勢)を長く続けるだけ。手先足先、体の表面がジンジンしてくる。気が回っている感じ。瞑想は体調を整える効果があると思う。
          
          

 記:2013.5.24 島乃ガジ丸


カミナリハムシ

2013年05月24日 | 動物:昆虫-甲虫目

 怖くない雷

 埼玉在の友人Kは秋田出身で、在所に父親は健在で、大きな家もまだ残っている。彼とは大学時代に知り合って、付き合いはもう35年ほどになる。私は彼の田舎を、彼の家を訪ねたことは無いが、彼はたびたび沖縄に遊びに来ている。
  去年だったか一昨年だったかKと飲んで(もちろん沖縄で、どこかの居酒屋で)いる時に肴としての魚の話になって、「ハタハタって食べたことある?」と訊く。
 「飲み屋であるかどうか覚えていないが、スーパーで買って食べたことは何度かあることは覚えている。」
 「どうだった?」
 「美味かったかどうかは記憶に無い、記憶に無いので普通だったんだろう。」
 「いや、美味いんだよ、秋田のはさ。その辺のスーパーで売られているものとはモノが違うんだよ。ずっと大きいしさ。」と故郷の味 自慢をした。

 ハタハタは別名をカミナリウオと言う。それは今回、カミナリハムシを調べている最中に知った。その別名の由来は、広辞苑に「11~12月産卵のため沿岸に群遊する時に漁獲。その季節によく雷鳴があるのでカミナリウオともいう」とあった。
 というわけで、カミナリハムシからKとハタハタの話をしたことを思い出したわけ。カミナリハムシはたぶん食えない。食いたいとも思わない。だけど、カミナリウオはぜひ食ってみたい。いつか、秋田のKの家を訪ね、ハタハタを御馳走になろう。

 
 カミナリハムシ(雷葉虫):甲虫目の昆虫
 ハムシ科 本州以南、南西諸島、台湾、東南アジアなどに分布 方言名:不詳
 名前の由来は資料が無く不明。雷という字も私の推量、カミナリは神成という字も考えられるが、「雷の多く発生する時期に多く見られるから」、または「大量に発生し煩いから」と推量した。ハムシは広辞苑に「コウチュウ目ハムシ科の昆虫の総称・・・成虫・幼虫ともに植物の葉を食害」とあり、葉に着いているのでハムシ(葉虫)なのであろう。
 成虫の出現は周年で、4月から5月に最も多く見られる。カミナリウオ(ハタハタ)は11月から12月に多く獲れ、「その季節によく雷鳴があるのでカミナリウオともいう」(広辞苑)と名前の由来がある。私の感覚では、雷の発生は夏に多いのだが。
 体長5ミリ内外、成虫、幼虫ともにツルソバの葉を食害する。私は5月に大宜味村でツルソバの葉に大量についているのを見た。
 『沖縄昆虫野外活用図鑑』に「卵を糞で覆う習性がある」とあったが私は未確認。同書にはまた、「日本には多くのカミナリハムシ類が分布しており、外部形態では見分けられない種も多い」ともあった。写真のものが本種(学名Altica cyanea)かどうかも未確認。
 
 群れ

 記:2013.4.25 ガジ丸 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行