プリン

製菓学校で先生のボランティァさん。
何年も前からの知り合い。
きっかけ？
忘れてしまいましたが、たぶん、お客さんとしてみえたのが始まりでしょう。
クリスマスケーキを作って頂いたり。
でも、そのまま。
ずっと、作ってくださっていたみなさんが、やめようかな・・となって、
今度、プリンを作って頂くことに。
手際は、バツグン！！
当たり前です。

福祉亭立ち上げ当初は、スポンジケーキをなんと、ワタシが、焼いていました。
やりたくて。
でも、やっているうちに、ワタシより、教えた娘のほうが上手・・なのに気づきました。
だから、しばらく娘が、焼いてくれていました。
でも、結局、忙しい。
新しい作り手にも恵まれ、自分が取り組む仕事・・から、いつの間にか、はずれていきました。
作り手は、二代目、三代目・・

先生ボラさんのプリンは、ちょっと甘いかな？・・の印象。
昨日、大波がひいた後、プリンのご注文。
紅茶と。
お若い女性。
会計の時、ちょっと甘すぎでした？と、尋ねると。
いえ、とてもおいしかったです。
カラメルの焦がし方が、難しいんですよね、それが、とてもいい出来でした・・と。
うん、うん、そうそう！！
やっほ～～！！
内心、やった～～・・と、こぶしがあがりました。
だって、出来栄えが心配で。
自分でお金を出してまで、プリンを試食し続けていたのです。
うふっ・・でした。

母の日

月曜日の準備、食材、酒屋・・夕方。
その間、ず～～っと、激しい雨。
ズボンの裾は、びしょ濡れ。
梅雨の走り・・らしいです。

昨日は、母の日。
母の日に、反応する子どもは、一人もおらず・・
その母も、一日中宿題の片づけ。
まったく、色味に乏しい日々。

ビール

気温の上昇と共に、ビールのオーダーが増えていく。
・・・なのに、
ビール樽の補充を忘れていた。

老人会の帰り、立ち寄られたみなさん。
もちろん、生ビール。
しかし！！
ガスは、出るけれど、ビールは、ちっとも出てきません。
樽を持ち上げてみると、底にすこ～～し残っている程度。
これでは、ダメ。
しかたありませんので、瓶ビールでがまんして頂く。
お通しを用意して、テーブルに運ぶ。
すると、普段とは、違う光景。

おつぎしますわ・・と、女性陣。
ほら・・
ラベルを上にして、両手をそえて・・
あの姿。
なかなかいいのものです。
姿が、きれいです。

うんうん、これこれ。
生ビールというものが、世の中になかった時代のわたしたち世代。
宴会の始まりは、みんなで、大瓶のつぎっこ。
上司から部下。
部下から上司。
女性から男性。
男性から女性。
これで、一気に、宴会の座が華やいでいきました。
いつの間にか、生ビールの柔らかさが世の中に知れ渡り、
それと共に、つぐ・・という動作も、消えていきます。
しかも時代は、女性の時代。
女性たちも、ビールは、ジョッキで・・が、当たり前。
かろうじて、デカンタ・・というものがありましたね。
だいたい、瓶も少なくなって、簡単便利な缶に。
どことなく、風情というものが、消えていきました。
そうそう、ビールの味も、すっかり変わりましたよね。

・・・と、ぶつくさ思うのは、ワタシもすっかり高齢者のお仲間だからですね。
福祉亭は、昭和のまま・・が、いいです。

再会

偶然の再会って、あるもの。
35年ぶり・・
いや、同じ市内なので、別の場面では、そう言えば、挨拶程度は、あった。
わが家の上の子どもたちは、ちょっと、風がわりな幼稚園に通っていた。
その当時の保護者なかまさん。
久しぶり・・は、子どもたちの成長と、そして、親世代の衰えを共に、併せ持つ。
同居のおかあさんが、認知症・・と。
そうですか・・としか、言葉はなく、
さしあたって、あまりいい嫁をやりすぎないように・・とだけ。

もう一つの再会は、
ご利用者さんとハンドマッサージのボラさんが、同じ職場だった・・と。
都内の自治体ご所属。
へ～～・・なんだか会話が盛り上がっているなあ・・と、
フロントから眺めていると、なあんと、そんなハナシでした。

また、また、偶然は、
夜、資源ごみを出しに、外に。
別の曜日のボラさん。
ボラさんのお姉さんも、ずっと以前、福祉亭のボラさん。
その関係に気づきもせず、早や、数年。
曜日が違うので、挨拶程度。
つい、先日、お姉さんとご一緒のところに出くわした。
姉妹・・と、冗談を言っているのかと。
でも、本当のご姉妹だったのです。
昨日の夜は、お姉さんの一人息子さんのこと、
今、アメリカ在住と。
一人息子さんは、わが家の次男と中学の同窓。
個性的なキャラの持ち主だった子でした。
その近況を聞きながらも、立派に成長した姿を思い、なんだか嬉しい。
ただ、わが家の子どもたちとは、違う人生の軌跡。
やっぱり、個性的。

サービス

サービスって、難しいものです。
サービスは、付加価値。
どこまでやるか・・というラインが不明確なもの。

素人集団の福祉亭ですから、あまり細かい決め事を持っていません。
ない・・と思っています。
運営側に立って、様々な場面に遭遇してみると、やっぱり、なかなかラインは、難しいものです。
厳しくし過ぎれば、しっかりしている・・という言葉と共に、けちくささをお感じになるのが自然。
もちろん、それは、よ～～くわかります。
しかし！！
笑顔とともに、サービスを求められ続けるのも、なかなか気苦労なものなのです。
でも、笑顔は、基本中の基本です。

昨日、おお笑いしたことがありました。
毎日、ご利用になるお馴染みさん。
ジツは、もう、準スタッフのお立場。
だいたい、毎日、定食と、お弁当を二つ。
合い間に、コーヒーや、たい焼きや・・のご注文。
ですから、ついつい、おお甘。
頂きものが、余っていれば、ちょっと、お弁当の袋の中に入れてさしあげていました。
いつも・・ではありません。
昨日、帰りがけに、厨房裏手に回って、
ボランティァしてくださったスーツケースの鍵の修理の報告と共に、
お弁当の中に、ほかのもの（おやつ）入れないでください。
かみさんが、どういう関係？って、聞くのです・・というご注文でした。
持ち帰られるお弁当は、そのご家族と二人分。

厨房のボラさんと、大笑いしました。
だって、福祉亭では、その程度の気遣いは、あたりまえ・・ですから。

寒い

気温15℃。
寒い！！
何を着たら？？と、出がけに、ここ二日あまりは、二度ほど、着たり脱いだり。
ボラさんたちも、もう洗ってしまったセーターを出してきたの・・などなど。

総会前理事会。
総会議案になかなか入れずじまい。
総会当日の役割分担も、未討議に。
しまった！！です。
正会員さんへの欠席の場合の委任状のお願いだけは、なんとか終える。

とにかく、理事会議案になっていないその他事項で、論議沸騰。
議事のとりしきり・・は、難しいもの。
地域の難しさに、ちょっと、似ているかもと、ふっと。
指摘を受ければ、確かに、そこに問題や課題。
しかし！！
5月は、総会月。
あくせくするのは、事務かただけ・・も、ちょっと、サビシイ。

焦眉の急

良い討議となった全体会議。
事前の部会は、焦点が定まりきらず、やれやれ・・でした。
昨日は、総合事業の集まり。

総合と言ったところで、住民主体。
住民をどのよう巻き込み、動いて頂くか。
助け合う、支え合う地域の創出。

市内2か所は、局所的に、高齢化率が50％を超えた・・と。
えッ！！
どこですか？と話しの流れをムシして、思わず聞き返す。
そして、2025年には、50％を超えるところが、8か所になる・・という予測。
きゃあ～～・・でした。
NT初期入居の地区にある福祉亭。
この地域の高齢化にばかり、ずっと注視していましたから。
しかし！！です。
この地区の高齢化率は、まだまだ・・ですが、実数をみると、またまた・・きゃあ～～です。
しかも・・
一斉に75歳のハードルを越えるのが、2025年ということですから。
いやはや・・

福祉亭を維持することにきゅうきゅうする日々。
目線が自然に、ピンポイントになっていました。
ピンポイントは、判断を誤らせてしまいがちです。
そう・・ここで何か表現するとしたら、焦眉の急・・という言葉ですかね。

初日

いやいや・・
初日の洗礼が、ここかしこに。

のんびりスタートをつい、期待する。
午前中は、もちろん、のんびり。
でも、その間にも、ボラさんが、
フライパンの油をうっかり半分ほどこぼして、大慌て。
揚げ物の最中。
高温ですから。
でも、厨房というのは、うまくできているものですね。
改めて気づかされ、感心しました。
ガスコンロの向こう側にフライパンをすべらす事故でした。
こぼれた大量の油が、手前に少しも、垂れて来ないのです。
いやいやよかった～～～・・。
ためこんでいる雑巾も、大活躍。
こういう時、出番！！です。

しかし！！
これですめば、やれやれ・・でした。
厨房とフロントが、一人ずつ体制になった頃・・
事件がまたまた発生。
今度は、ワタシ。
ホット、アイスコーヒー、アイスクリームというご注文。
相棒のボラさんは、終いのボラさんですから、とっさのオーダーを処理する手では、ありません。
あわててバタバタ・・のワタシが、アイスコーヒーのポットを、床にぶちまけました。
ありゃりゃ！！
床が、コーヒー色。
雑巾を探すのですが、午前の油騒動で、一枚も見あたりません。
しかたなく、新しいタオルを投入。
まったく・・
これですめば、まだ、いい・・・のです。
二つのポットのうち、もう一つが、倒れるのです。
あせっているワタシは、倒れているポットに気が付かず、
冷蔵庫内に流れるコーヒーをひたすら拭こう、拭こうと。
拭いても拭いても・・
そのうち、気が付くのですがね。

事件は、さらに・・だったのです。
もうだ～れもいない亭内。
張ってくださいと伝言のあったチラシを掲示しようと、照明を落とした亭内を移動。
え～～7月のイベントのチラシを、今からですか～・・と、内心、ぶつぶつ。
移動中、今度は、シュガーポットのスプーンに振れて、シュガーが散乱。

まったく、初日は、大騒動。
騒いだのは、結局のところワタシだけでしたが。
高島暦も、ワタシを裏切り、仏滅ではありませんでした・・・赤口。
赤口のほうが、仏滅より、よくない・・ということを聞いたことは、ありましたが・・
届けられた訃報も、二つ！！も・・でした。

始まり

とうとう連休明け。
やるべきこと・・
子ども時代の休み明けのようには、すっきり・・に到達していない。
だって、お尻をたたいてくれる親がもういない。
自分が、その親。
時間は、言葉をかけることもせず、淡々と過ぎ去っていきますね。

まるで忘れ去られてしまったような福祉亭に。
連休中、新聞をとめるのを忘れていた。
その新聞が、もう取り込まれていた。
別のスタッフが、動き出している。
カップ類も、きれいに整えられている。

空港職員が、一つひとつトランクを丁寧に拭いていく日本・・・と、
中国の誰かが、ネットで賞賛したらしい。
中国は、日本に基本のところで負けている・・と。
福祉亭にも、誰に言われたわけもでもなく、やるべきことをやるスタッフが。
日本バンザイ・・でも、いいけれど、
福祉亭あっぱれ・・って、ちょっと言わせてもらってもいいかしら。

さしあたって、まず、明日のために、麦茶をわかす。

始まりの前

長い連休も終わる。
明日からの食材調達、レジ準備・・
シフトは？
ちょっと不十分かも・・と、気になり始める。
でも、淡々と流れた連休の時間。
リフレッシュしました。

今月のいついつまでに・・と期限をきられている宿題シゴトもある。
ぼちぼち片づけます。
とにかく、まずは、求められている自宅の紙ごみの片づけ。
福祉亭開設から10数年の間の紙ごみ。
ひ～ふ～～言いながらも、紙ごみの中に見つける、福祉亭が生まれる頃の資料。
設立趣意書・・！！
静かな驚き。
その資料に残る手書きのメモは、ワタシの字でもない。
なんで、ワタシの手元に・・？？
その存在さえ、忘れ果て、手元に残っている理由も、今となっては、不明。
でも、貴重。
いや、貴重か・・？？も。
意味を持つものか・・も、よくは、わからない。
手に取る人によって、その価値が変わりそうな・・。
福祉亭の書類の中に、入れ込みます。

今も進行形で手掛けているシゴト。
そのスタートになった資料も出てくる。
春の始まりの頃に逝ってしまった友人の手によるまとめ資料の数々。
手に取り、眺める。
まとめに投影されている友人の優れた能力。
そこに残されているメッセージ。
こちらが求めた以上の仕事がされたことが、わかる。
それを、どれだけ、今、生かしているか・・と、つい自問。
日々、目の前のシゴトに追われ、肝心要のことまでも、アタマから消えている。
いかん・・
連休明けにはまた始まる日々に、とにかく、活用していかないと。
その手立てを考えることが、シゴト。

資料づくり

5月は、総会月。
どこの団体も。
この連休を、毎年総会資料づくりに当てるスタッフ。
できた資料をチェックするだけのサイドに、まわれたらいいのにねえ・・
言ってみたところで、どうともならないつぶやきと、小さなため息。

明るい陽射しの下、数字とにらめっこ・・
よほどの気力。
眉間には、縦じわが、自然に寄ってしまいますよね。

総意

憲法記念日。
TVもずっと、憲法の話し。
なかなか興味深い。
制定後からずっと、現在もある「押しつけ」論。
TVの話しだけの印象では、
日本の国民の「もう戦争は、しない国」を表現している憲法への支持。
これが、時の政権が折々持ち出す、押し付け、改憲論議を、阻んでいる・・ということ。
国民の総意・・・というものが、働いてきたという事実。

英国のEU離脱の国民投票が、記憶にあるけれど、
総意というものは、やってみなければ、どちらに振れるかわからない。
TV画面に登場するみなさんの意見も、両論併記。
年号も変わる。
国民と位置づけられるみなさんは、すでに20歳以上から18歳以上になっている。
時代が変われば、変わってもいいのでは・・という意見もあった。
朝鮮半島非核化が、現実になるかも・・という大きな節目も目の前に。

時代の変化と憲法改正が、しっかり、間違いなく、同調していけるのですかね・・と、
気がもめた憲法記念日でした。

厨房外

連休の谷間の2日間。
なんとか、無事に。
夜、厨房の外は、近隣の店主にあたるみなさんが、
それぞれの用事で立ち話。
ほんの偶然。
意図したものではなく。

商店街の総会の日程をまた延期するという連絡やら。
明日は、多摩センの子ども祭りに出店・・というハナシやら。
この短い立ち話が、忙しい双方に、貴重なタイムとなる。
笑顔のハナシだったり、
顔を曇らせるハナシだったり、
単なる情報伝達だったり・・
双方の気持ちや、考えの確認だったり、
簡単なうちあわせだったり。

昨夜も、そんな他愛ない会話。
その後、
ねえねえ・・と、偶然のように始まったハナシ。
えッ？
うん？
ハナシ手は、シンパイのピークのハナシ。
聞くワタシは、は・は～～～ん・・
どうも最近ちょっと～～・・、口元がにこッのハナシ。
だから、
そのハナシなら、すぐ手が打てるよ・・と。
そちらは、どうしたいの？と、聞き返す。
その結論を聞いて、すぐ、実行。

こういうハナシは、いいのです。
もっと、複雑な、すぐには、解決の糸口が見いだせないハナシも抱えます。
まったく。
地域は、多様。
複雑怪奇。

直角に

高齢期のフレイル。
坂道の絵。
徐々に様々なものが落ちる・・
ところが、一説には、
直角に落ちる・・と。

徐々に・・のかたと、
直角に・・のかたと。
共に、経験している。

介護予防体操など、身体機能の維持をめざすものは、
しっかり、
着実に、
継続して・・行えば、徐々に・・となるのでしょう。
とにかく維持することは、努力・・の範疇。
気分を明るく保ち、日々努力。

明るい気分には、笑いとおしゃべり・・かな？
女性は。
男性も・・かと、思いますが。

気分が沈む昨日。
ラウンジで、大きな声で、歌。
歌っているうちに、確かに、気分があがっていく。
あ～～、これだ。
昨日は、体操してから、歌。
とても、それが、よかった・・・と、感想。
声がよく出た・・と。

たわいない会話に、何か意味を求めるのは、左脳。
左脳も、大事。
でも、右脳というものがある。
やっぱり、両方、よく使いましょう。
高齢期のわたしたち。

市民力

5月に入りました。
カレンダーどおりの営業の福祉亭です。
今日も、明日も、定食を準備してお待ちします。

夕方、次の日の準備に。
厨房には、もう食材が置かれていました。
ここが、福祉亭のえらい！！ところ・・とワタシは、思います。
市民力。
何をすべきか、一つの指示で動く集団では、ありません。
やるべきことをやる、
果たすべきことをやる、
自分たちの考えと、力の範囲で。

時に、それが、マイナスに働いてしまうことも、ないわけではありません。
でも、それは、修正していけばいいことです。
マイナスをプラスにまで戻すのは、ちょっと、難しいこともあります。
ゼロに戻す・・これが、市民のできることです。

だから、ワタシも、
レジを用意し、
麦茶を用意し、
ゼリーをつくり、
花の水替えをし、
ゴミ出しをし,
トイレ掃除・・をしました。
一つひとつのシゴトは、難しいことは、ありません。
ただ、着実に、もれることなくやるシゴトです。

次の日、チームが気持ちよく、活動できるように。
地域のみなさんが、笑顔で、福祉亭を利用できるように。