福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

支える

2013-10-19 04:40:18 | 日記
お一人暮らしの男性。
高齢。
福祉亭は、そんな要件のかたを、さりげに見守らせて頂いている。
体調もよく、地域との交わりも適度に保たれている時は、顔つきもよく、輝きがある。
体調か崩れるか、生活が変化すると、ひげが剃れなくなる。
清潔な衣服の着衣ができなくなる。
分かりやすいと言えば、分かりやすい。

声かけして、お話しを伺えばいいのは、分かっていても、あまりの忙しさにできかねる時間帯の時もあれば、あまりの全体の崩れに、多少のこわさのようなものを感じて、声もかけられないこともある。
髭は伸び放題。
酒浸りの気配にも。
福祉亭に見えた時は、もう、酒臭い。
人としての輝きを留めている箇所を、つい、探してしまう。
かろうじて、目に輝きが見いだせる時もあれば、ふとした時に出される笑顔に、それを感じる時もある。
救われる。
お酒が飲める時は、まだ、いい。
お酒も飲めなくなり、やっと、定食をめしあがるかたもおられる。

何をサポートすればいいのかと、戸惑う。
何ができるのかと。

24時間全部が、自分だけのものにならないようにする・・
たぶん、これが、一番の特効薬。
それには、もっと前からのアプローチが必要。
前には、もう戻せないかたには、はげましの一声・・・
それもできない時には、こちらの笑顔と、「ありがとうございました!」の声かけ。
福祉亭に来て頂いてありがとう。
後ろ姿を見送ることも、大事かな。

それくらいしかできないかなあ。
ちっぽけな気遣いぐらいしかなあ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 若い助っ人 | トップ | それぞれ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事