福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

難しさ

2012-11-30 05:26:07 | 日記
すっかり冬。
温かいものがいい。
定食メニューに頭を悩ます。

いつも同じでいいけれど、それだけでもいけない。
食材とチームの技量で、なんとか、作り上げないと。
料理のおもしろさは、同じメニューでいて、それぞれが持つイメージで作られていくこと。
シンプルな料理ほど、イメージの差が出る。
皮の向き方、切り方から始まって、火のいれかたとその程度まで。
できあがれば、盛り付けの工夫と技量まで。
大げさな言い方をすれば、その人のすべてが出る。
出さざるをえない。
しかも、福祉亭となると、思ったまま・・というわけに、ちょっと、いかない。
限られた食材費と、調味料と、作り手の技量と、その場の空気・・で瞬発力に近い。

厨房はだから、賑やか。
作り手さんたちは、技量もあり、頭もいい。
積極的。
ぱっと、反応される。
身につけているものを、ぞんぶんに出される。
とくに、木曜日は、主たるシェフを立てないやりかたでいくので、余計に。
それぞれ、考えるように・・と。

おもしろくもあり、はらはらも。
このやりかたは、失敗もあれば、思いがけない大成功もある。
変わりロールキャベツ。
キャベツの葉は、巻きやすいものは、じきになくなり、後は、苦心惨憺。
張り付けたり、継ぎ足したり。
これは、作ってみないとわからない苦労。
お二人がかり。
結局、白菜を追加。
なんとか、40に仕上げる。

その傍らで、大豆をこがしてしまった。
傍にいても、匂わないもの。、
おっと~~と、思った時は、なべ底は黒焦げ。
大慌て。
でも、なんとか、なべ底だけは、使えないけれど、あとは、生かす。

意外だったのは、芋松葉の天ぷら。
これは、苦戦。
かき揚げには、ちょっと、切り方が太過ぎだったようで、思うようにまとまらない。
お二人がかりで、学校時代の調理実習さながら、工夫を重ねられる。。
しばらく、賑やかなやりとりが続き、そのうち、コツが見つかったよう。

おいしかったですよ~~、どれも。
魚のアラの出汁は、ちょっと、失敗かもでした。




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