福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

2014-04-26 05:10:12 | 日記
木曜日、筍が、野菜と一緒に、隣の市から。
竹の子・・・とは、とても言えない立派さ。
ゆうに60cm。
直径も25cmほど。
しかも、2本。
どうやって、掘り出しのかと、ただ驚く。

隆々と、育っている。
土から離れた暮らしでは、こんな立派な大きさのものがある・・ということさえ、今まで知らずじまい。
ずっしりと重く、福祉亭で最大の鍋にも入らない。
しかたなく、半分に。
包丁もやわなものでは、たちうちできない。

ざくッと最初の切れ込みを入れる。
そして、徐々に周囲を切っていく。
渾身の力。
毎週福祉亭のために、畑から野菜を送り出してくれる友人の笑顔と声が、頭一杯に広がる。
どう?
すごいでしょ?

畑をやりたいのよ・・と、耳にした時も、そうなの?と、反応しただけだった。
福祉亭を立ち上げ、手薄なボラさんの助っ人として、厨房に呼んだ時。
数年そのまま経過。
すると、別の友人から、隣の市から、野菜を届けてもらったらいい・・と。
その時も、それほど乗り気だったわけでもない。
実は、畑から直に届けられる野菜は、不揃いと土つきで、ひと手間もふた手間も、時間と労力を必要とする。
しかも、折々の虫つきで。

それでも、がんばっておられた商店街の八百屋が次々と閉店となると、がらッと世界が変わる。
しかも、畑をかけずりまわって、野菜をそろえてくれる友人たちの姿が、耳に入ってもくる。
毎週届けられる野菜が、どれだけの価値を持つものか、鈍い頭にも、じわ~~ッと浸透する。

大なべ一杯に煮上がった筍。
そして、新緑。
薫風。
5月も近い。

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