福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

お花見

2019-04-10 06:35:36 | 日記
入学式、入園式に文字どおり花を添え、散り始めた今年の桜。
お花見をするよ~~、したよ~~と、福祉亭で、何度か耳に。
それを告げるみなさんの満足げな顔。
待ちかまえていた春の訪れです。
ワタシは、日々の慌ただしさに、厨房裏手の見事な満開の桜を見て過ごし、満足していた。
昨日、思い切って、噂の諏訪南公園の桜を見に。
桜の見事さ・・と、それを見てあげる人が少なくなった・・というつぶやきが耳に残っていたので。

公園に向かう道々も、いたる所で、それぞれ見事に咲いている桜が待ち受けてくれていました。
厨房裏の桜だけで、満足していなくてよかった~~・・と、久しぶりの散策に足取りも軽く。
どの桜も、ジツは、満開の時期を過ぎ、散り始めていたのですが、そんなことは、少しも気にもならず。
目的地の諏訪南公園は、確かに、耳にしたとおりの素晴らしさでした。
柔らかい新緑のそよぎと、見事に咲いている何本もの桜は、夢の世界のように、そこにありました。
散策されているかたもおられましたが、ひっそりと静まり返っている公園は、深山に分け入って思いがけず出会った桜の木々との邂逅のようでもありました。
ゆっくり一本一本の木の下を行くと、また、別の桜の姿が目に飛び込んできました。

手入れされずに長い年月を過ごしているので、病んでいる桜や、傷つけられて樹皮が剥けてしまっている桜、ツタにからまれてしまっている姿などが、目に。
一目見た時の、見事さの向こうに、老木になりながら精一杯、花を咲かせている木々たちの姿です。
無残。
一生懸命さが、見事であるばかりに、痛々しさが胸を突きます。
ニュースでは、住民に愛されて、手入れに手入れされて、毎年見事に咲く幸せな桜の老木が取り上げられます。
ニュータウンでは、静かに時の流れを刻んで、忘れることなく、春、満開の花を咲かせる時にだけ、注目されるだけです、たぶん。

これは、いかん!!
でも、何か手立ては、ありますかね。



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