藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

スター・ウォーズみたいに、やってみよう。

2005年07月22日 | テニス
【スター・ウォーズエピソード3 シスの復讐に学ぶ、テニス上達法 パート2】

スター・ウォーズ エピソード3を観終わったときは
「おもしろかったー!!」
と満足でしたが、しばらくして
「これで、映画のスター・ウォーズシリーズが終了かぁ」
と思うと、寂しくなりました。
「やっと、最初に観たエピソード4に、話がつながった!」
という、モヤモヤしたものが晴れたような達成感と、「終わっちゃった」という寂しさが同居していました。
エピソード4の意味を理解するのに、27年くらいかかったような気がします。
エピソード3を観る前に、エピソード4・5・6そして1・2という、古い順にもう一度観直したのですが、今度は、エピソード1から順に6までを通して観直してみたいなと思います。

ジョージ・ルーカス監督は、僕の尊敬する監督の一人です。
特にすごいなぁと思う点は、スター・ウォーズシリーズで、一番初めに作ったのが、エピソード4というところです。
いきなり4からはじまるのです。
普通の感覚だったら、1からはじまります。
そして、続編を作っていきます。
しかし、スター・ウォーズの最新作エピソード3は、4よりも昔の話です。
だけど、時代が進んでいるはずの4の方が、昔に作っているので古臭いです。
しかし、3を観た後で4を観直すと、すごく新鮮に感じられます。
そこに至るまでのバックグランドを理解しているので、視点が変化しているからです。

テニスが上達するには、スター・ウォーズ的な感覚を身に付けることです。
いきなり4からはじめられる人は、上達します。
1からしかはじめられない人は、上達しても遅いです。
1つひとつ、段階を踏んで進んでいくことは、大切です。
しかし、段階を踏まない限り、前に進めない人がいます。
そういう人は注意です。
レベル的に、そのレベルに達していなくても、とりあえずやってしまえる人が、どんどんレベルアップしていきます。
「まだ、ダブルフォルトも多いし、バックハンドストロークもアウトしやすいから、試合なんか出るレベルじゃないよね・・・」
「でも、やっぱり試合出てみたいから、エントリーしちゃえー!」
という人は、すぐに上達していきます。
「試合なんてとんでもない!基本をもっと完璧にしてから・・」
という人は、当分はムリです。
もっと先のレベルのことでも、おいしいと思ったら飛びつきましょう。

僕は、段階を踏まない子でした。
アガシが好きだったので、基本的なストロークのフォームで、ちゃんとコントロールもできないうちから、オープンスタンスでトップスピンを練習していました。
今考えると、それが良かったと思います。
1・2・3をすっ飛ばして、いきなり4からはじめるようなものです。
しかし、レベル4くらいのことにチャレンジすることで
「やっぱり基本って大事なんだなぁ」
ということに気が付きます。
すると、基本の重要さを理解するので、テニスの基本フォームを一生懸命に学びました。
そして、再びアガシのようなフォームにチャレンジすると、それまでと違う世界に見えます。
しかし、しばらくすると、また行き詰ります。
そして、またまた基本に戻って見直し、また戻ってきます。
すると、また見えなかったものがわかるようになっています。
この繰り返しでレベルが上がるのです。

いきなり4・5・6とやり、1・2・3に戻りましょう。
1・2・3を理解したら、4・5・6に戻りましょう。
この繰り返しで、理解が深まっていくのです。


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