藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

ウィンブルドンで、成長しよう。

2005年07月02日 | テニス
【ウィンブルドンに学ぶ、テニス上達法 パート2】

ウィンブルドンの観戦は、イメージトレーニングに最適です。
僕はイメトレしながら観戦しているので、より感情移入しやすいです。

例えば、フェデラーの試合を観ているとします。
その場合、フェデラーの打っている姿と、自分を打っているイメージをダブらせながら観戦してます。

テレビでは、コート全体の様子がわかるように、斜め上からのアングルで撮っていますが、イメージは実際に自分が、ウィンブルドンのコートに立っている目線です。

相手の選手がトスアップしたときに、それに合わせてステップします。
そしてサーブを打ったときのリターンのタイミングを、自分がリターンするときのイメージでダブらせます。
「バンって、打った瞬間このコースにヒュッと来るのか。」
「このタイミングはかなり早いぞ!」
「実際には、高い角度から入って、ホップするから、顔くらいの高さで打つからこのくらいかー!」
「このイメージじゃ、エースとられちゃうな~!」

次に、フェデラーがリターンしているのを観察しながら、フェデラーのリターンのイメージと自分がリターンしているイメージをダブらせます。
すると
「うっ!僕だったら、あのサーブはスライス系のブロックリターンで返すのがやっとくらいだな。いや、返せたらラッキーくらいだけど・・・フェデラーはしっかり体を回して叩いてたな!」
と思います。
そこで、フェデラーの実際に打ったイメージを頭の中で再生して、自分もフェデラーになりきって、スイングしてみます。
すると
「あっ!相手がインパクトした直後のラケットセットのタイミングが、圧倒的に違うんだー!」
「フェデラーはこの時点で、ラケットセットが出来ていて、フォアードスイングが開始している・・なるほど、こんな感じかー!」
というように、どんどんイメージをコピーしていきます。

もちろん、スイングなどの技術以外も、どんどんコピーします。
まずは、自分だったらこう打って、こういうゲームの組み立てをしていくだろうと想像します。
そして、フェデラーはどうするかを観察します。
すると
「僕だったら、今の場面ではバックでストレートの深いとこ狙うなー!」
「でも相手はフォアのライジングの切り返しが上手いから、ショートクロスに抜かれてたかもしれない。」
「フェデラーは、あえてフォアで回り込んで逆クロスに、ハードヒットして角度をつけたな。」
「そして、やっと当てて返球したところを前に詰めていて、ボレーのアングルかー!」
「そっかー!そういうパターンでくるか~!」
という感じで、自分のイメージする攻撃パターンのデータを増やして、自分のキャパシティーを広げていきます。

ウィンブルドンはお手本の宝庫です。
使えそうなネタは、どんどんパクって、自分を成長させましょう。


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