Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

窓越しに眺めただけの御本社神輿、日本一の大神輿(富岡八幡)

2007年03月03日 20時32分37秒 | 「ハイク缶」 with Photo
 ここ富岡八幡宮には、日本一の大神輿(みこし)がある。
 その由来が面白い。深川に屋敷があったあの豪商・紀伊国屋文左衛門が三社託宣に因み(?)八幡造り、神明造り、春日造りの三基三様の総金張りの神輿を奉納したのだとか。それら三基の神輿は、関東大震災で焼失したが、深川っ子の心意気で平成3年になって重さ4.5トンの日本一の黄金大神輿(一ノ宮)を復刻させたのだとか。ところが、これは大きすぎて毎年の祭りで担ぐわけにもいかないとかで、二ノ宮という代理の神輿(2トン)をこしらえて担いでいるのだそうだ。江戸時代の祭りパワーを受け止められないとは、ちと情けなし。

 紀伊国屋神輿よこして江戸の夏  頓休

 ショーウインドウ越しに眺めたので、大神輿の実感はいま一つ感じられなかったが、実際担がれたら、勇壮なものであろう。
 注)富岡八幡宮の例祭は8月15日を中心に行われる。「深川八幡祭り」とも呼ばれ、赤坂の日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭」の一つに数えられる。3年に1度、八幡宮の御鳳輦が渡御を行う年は本祭りと呼ばれ、大小あわせて120数基の町神輿が担がれ、その内大神輿ばかり54基が勢揃いして連合渡御する様子は、「深川八幡祭り」ならではのものだとか。
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