昔からクリスマスというのが12月の23日なのか24日なのか25日なのか、わからなくて、毎年この時期になると人に同じ調子で「クリスマスというのは一体いつのことだい」と訊ねる。そして、また翌年になると、わからなくなる。つまり、僕にとってクリスマスはそう大切ではない、他人事(たにんごと)である。
今年は、特に後半は、痛風と虫垂炎で、七転八倒の痛い思いばかりだった。痛風は七転八倒もできない、じっとしていても誰かがそばを通るだけで足先に激痛が走った。入院も2度した。手術もした。だから、いつ来るかわからないクリスマスでもせっかく来るのだから大切にしようかと思う。今、目の前の卓上カレンダーを見れば、25日に「クリスマス」とある。そう、クリスマスは25日なのだ。覚えておこう、と。
せっかく来るクリスマスの25日 頓休