折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL906~「舟を漕ぐ」人

2016-02-03 | 写真&俳句
小春日和のこの日、ベンチで日向ぼこをしながらいつの間にか「舟を漕ぐ」ことに。


日向ぼこ     いつしか辿る     夢路かな


確定申告書ができたので、散歩を兼ねて税務署まで出かけた。

歩数にして7000歩、思っていたより近い。

その帰り道、昨年は駅まで足を伸ばして駅前に建立されている歌手本田美奈子さんの碑を訪れて、

歌姫の  碑に見え隠れ  春の色


という句を詠んだ。

今年は、暖かかったので税務署の近くにある公園に寄り道した。

小春日和の昼下がり、公園のベンチには日向ぼこを楽しむ人が多い。

よく見ると、そのほとんどが気持ち良さそうに「舟を漕いでいる」。

きっと「いい夢」を見ているんだろうな、と想像しながら通り過ぎた次第である。