折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL840~いざ戦わん

2015-09-20 | 仕事・職場

試合の開始を告げる太鼓の音が広い武道場に鳴り響く。「いざ戦わん」、居並ぶ選手には、最も緊張する瞬間である。


開始告ぐ 太鼓の響き 朗々と 居並ぶ剣士 鼓舞するごとく


県下東西対抗・支部対抗居合道大会が開催され、小生が所属する支部もこの大会に参加した。

今回は、県下19支部、29チームが一堂に集まって、日ごろより精進を重ねた技前を存分に披露した。

当支部は、残念ながら初戦で敗退、小生も依然として勝ち星を上げられず、後はいつものように閉会式までの間、他の人の試合を見て勉強する「見取り稽古」となったが、今回は特にほれぼれとする居合を抜く人が多く、修業の深さがしのばれ、それに引き換え自分の居合に向き合う姿勢の甘さ、稽古の至らなさ、を身にしみて感じさせられた大会となった。

写真&俳句VOL839~彼岸花の季節

2015-09-19 | 写真&俳句
歩道に作られた花壇の中で、他の花々と一緒に咲く彼岸花。


そこかしこ     季節違えず     彼岸花


今日からいよいよシルバーウイークが始まる。

そしてその最終日の23日は彼岸の中日である。

この季節は、彼岸花の季節でもある。

ちょっと外を歩くと、おや、こんな所でとびっくりする場所にも彼岸花が咲いている。

その名の通り、季節を違わずにお彼岸の頃になると咲く彼岸花に、自然界の命の営みの不思議さを、目の当たりに感じる次第である。

黒目川の川岸に咲く彼岸花。

民家の垣根から首を出して咲く彼岸花。

我が家の前の家の私道との境界線に咲く白い彼岸花。


写真&俳句VOL838~苗を間引く

2015-09-18 | 写真&俳句
中腰になってニンジンの苗の間引き作業をする農家の親子。



苗間引く     親子の背中に     秋宿る




グッと秋めいてきた日の黒目川遊歩道。

畑で親子が何やら作業をしている。

見ていると、青々と育ってきたニンジンの苗の中に手を突っ込んで、苗を抜いているようである。

家に帰って、ネットで調べてみると

ニンジンの間引き作業は3回行うと書いてある。

小生が見たのは、苗が大分大きくなっていたので3回目の間引きではないかと思われるが、ネットの説明によると

株間を10㎝程度確保するよう不要な苗を根元から抜き取るのだそうだ。

腰を曲げての作業を強いられるだけに、作業はさぞかしきついだろうなと思いながら親子の作業に見入った次第である。

写真&俳句VOL837~キバナコスモス

2015-09-17 | 写真&俳句
キバナコスモスの花弁から一生懸命に蜜を吸うキアゲハ。



蝶誘う     キバナコスモス     いま盛り



昨日は、彼岸花の間を忙しなく飛び回るクロアゲハを取り上げたが、今回は今を盛りと咲き誇るキバナコスモスの花弁からじっくりと蜜を吸うキアゲハである。

一つ所に瞬時も留まることなく花から花へと飛び回るクロアゲハ、一つの花に止まってじっくりと蜜を吸い続けるキアゲハ、その動きは対照的である。

この動きの違いは、チョウの種類の違いによるものなのだろうか。そんな愚にもつかないことを考えてしまった次第である。

写真&俳句VOL836~友の気遣い

2015-09-16 | 写真&俳句
一時もとどまることなく彼岸花の間を飛び回るクロアゲハ。



忙しなし     花から花へ     クロアゲハ



先日、幼なじみたちと彼岸花で有名な「巾着田曼球沙華公園」に行った時のこと。

小生のブログの愛読者でもある彼ら、「ネタを探すのが大変なんだよ」という小生のグチを聞かされているので、色々とネタ探しに協力してくれる。

前々回のブログ「枯木に花」の倒木に咲く彼岸花を真っ先に見つけて小生に進駐に及んでくれたのはKくんである。

今回の「クロアゲハ」もHちゃんが、「クロアゲハが飛んでるよ、絵になるんじゃない」と声をかけてくれた。

お陰で、両方ともブログの材料にさせてもらった。

ありがたいことである。