折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

再度チャレンジ

2015-09-25 | 日常生活
9月21日付ブログ「日に三度」で、朝は白、昼は薄いピンク、夕は紅色と、1日3回色を変える酔芙蓉を取り上げたが、色の変化が昼は見に行くタイミングが早すぎ、逆に夕はタイミングが遅すぎて不十分な観察となってしまった。

そこで、再チャレンジすべく件の場所に何回か足を運んで観察を続けた。以下、その結果を写真で紹介したい。

酔芙蓉の全体像。


「素面(しらふ)」の状態


「ほろ酔い」の状態


「深酔い」の状態


写真&俳句VOL843~コスモス繁茂

2015-09-24 | 写真&俳句
新しく造成された区画には、自生するコスモスが繁茂。





コスモスの     花に埋まりし     卒塔婆 〈そとば〉 かな



シルバーウイーク最終日は、彼岸の中日。

実家に行ってお墓参りをしてきた。

広い寺の墓地、新しく作られた区画では自生するコスモスが墓標を覆い尽くす程に繁茂し、見た目には華やかだが、お参りに来た人たちにとっては、周囲をコスモスに一人占めされて、迷惑この上ないことだろう。

写真&俳句VOL842~シルバーウイークでの情景

2015-09-23 | 写真&俳句
指定席となっているベンチで楽しそうにおしゃべりに興ずるお年寄りの皆さん。



お仲間が     だべる場所にも     彼岸花



好天に恵まれた今年のシルバーウイーク。

散歩コースになっている黒目川遊歩道は、近間で休日を楽しむ家族連れで賑わっている。

そんな中、お年寄りの常連さんたちが、入れ替わり立ち替わり集まって、日がなおしゃべりを楽しんでいるベンチがある。

この日も3つ置かれたベンチが満員になる盛況であった。

時はお彼岸、彼らが座っているベンチの前では満開になった彼岸花が鮮やかな彩りとなっていた。

シルバーウイーク終盤の一コマである。

鳴り止まぬ拍手、ブラボーの声~辻井伸行・モーツアルトのピアノ協奏曲

2015-09-22 | 音楽
コンサート<悲しみのモーツアルト>のチラシ。


幼なじみのU子ちゃん、Y子ちゃん、愚弟の4人でコンサートに行って来た。

前回が4月だったので、5か月ぶりのコンサートである。

今回のプログラムは、オール「モーツアルト」、しかも交響曲第25番、同じく第40番、そしてピアノ協奏曲第20番と極めつけの名曲ばかり。深まる秋の一日、名曲の調べを堪能した。

以下は、いつものように会話風による感想である。

― モーツアルトの至高の名曲3曲を一挙に演奏すると言う極め付けのプログラム、モーツアルトファンには垂涎のコンサートだよね。

― 3大名曲+辻井伸行というビッグなプログラムに会場は大入り満員だった。

― 演奏陣も指揮者の井上道義さん、オーケストラ・アンサンブル金沢というフレッシュな組み合わせで、いやが上にも期待が高まったよね。

― 今回はお客さんの中に中年の女性が目立っていたが、辻井伸行さんはおばさんたちの母性本能をくすぐる存在なんだろうね。

― テレビでは演奏しているところを何回も見たけど、生で聴くのは初めて。とても感動した。

― ピアノの一音一音がとっても澄んでいてダイレクトに胸に沁み込んできたわよ。

― 今まで聴いたどんなピアノよりも感動したわ。聴いていて、自然と涙がにじんできた、こんな経験は初めてだったわよ。

― 特に第2楽章、心洗われる旋律が次々に紡ぎだされて、余りの美しさ恍惚となった。

― 「カデンツァ」は、第1、第2、第3楽章ともに圧巻の演奏で思わず身を乗り出して聴き惚れてしまった。

― その「カデンツァ」を目をつぶって、じっと耳を傾けている指揮者井上道義さんの慈愛に満ちた表情が強く印象に残った。

― 辻井さんの演奏が終わった後のお客さんの反応が尋常ではなかったね。会場を圧する鳴り止まぬ拍手、ブラボーの声、あんな熱狂的な反応は初めて見た。

― アンコールで弾いたショパンのノクターン第20番「遺作」も心をつかんで離さない名演だった。

― 今回のコンサート、辻井伸行さんの演奏の印象が強烈だったため、交響曲の方がちょっと霞んでしまった感が否めなかったんじゃない。

― わたしなんかあのピアノを聴けただけでもう十分満足しちゃったわよ。

― 2009年6月に衝撃的なデビューをしてから6年、辻井伸行が人気、実力ともに押しも押されぬ存在になったと知らしめてくれたコンサートだった。



<悲しみのモーツアルト> プログラム

交響曲第25番ト短調K183
ピアノ協奏曲第20番二短調K466
交響曲第40番ト短調K550
指揮:井上道義
オーケストラ・アンサンブル金沢
ピアノ:辻井伸行

写真&俳句VOL841~日に三度

2015-09-21 | 写真&俳句
AM7:15

PM13:15  時間が早かったので、紅色もまだほんのりと色づいた状態。

PM:17:45  時間が遅かったので、花はほとんど凋みかけた状態。



日に三度     おめかしするや     酔芙蓉



「酔芙蓉という花は、朝、白い花が咲き、午後には淡い紅色、夕方には赤色になる。その変化が、酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることから、この名がついたと言われてるんだ」。
「酔芙蓉の花は、朝咲いて夜にはしぼんでしまう1日花。短命なんだけど、長期間にわたって毎日次々に咲く花なんだ」。


先日、幼なじみたちと「巾着田曼球沙華公園」に行った際、酔芙蓉の花が咲いているのを見つけたKくんが我々に講釈を垂れてくれた。

この日、散歩中にその酔芙蓉を見つけて、その時の話を思い出した。

そして、折角のことだから、酔芙蓉の花の色がどんなふうに変わって行くのかこの目で確かめてみよう、と思い立ち朝、昼、夕の3回酔芙蓉の咲いている場所に足を運んで観察した。

結果的には、朝はともかく昼は見に行くタイミングが早すぎ、逆に夕はタイミングが遅すぎるなど不十分な観察となってしまったが、朝、昼、夕と日に三度色が変わることは確認できた次第である。