写真＆俳句ＶＯＬ８２９～恨めしげに「傘の花」

降りしきる雨の中、学校に向かう傘の列。

長雨や　　　　恨めしげにや　　　　　傘の花

台風の接近という最悪な要素が新たに加わって、この日も雨。

朝、不燃ゴミを出しに行くと、その時間帯がたまたま子どもたちの通学時間帯と重なって、傘をさして歩く小学生の列が、道路の端を途切れることなく続いていた。

こんなに毎日傘をさして学校に行くなんて、子どもたちもきっと連日の雨を「嫌になっちゃうな」と恨めしく思っていることだろう、と同情を禁じ得なかった。

何とも性質（たち）の悪い長雨である。