折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL327~「かりん」匂い立つ

2013-12-07 | 写真&俳句

見上げるようなかりんの木には、黄色い大きな実が鈴なりである。落ちたかりんの実が香しい匂いを放っている。



日だまりや     くわりんのかほり     馥郁(ふくいく)と



ポカポカ陽気の中、黒目川遊歩道を歩いていると遊歩道から少しはずれたところに大きな木があり、遠くからでも黄色の実がよく見える。

ちょっと興味が湧いて遊歩道を外れて現場に行ってみる。

柚子とは違うようでだが、この手の知識に乏しい小生には何の実なのか分からない。

そこで、幼なじみの一人で「物知りは博士」を任じるKくんに早速電話を入れて聞いて見た。

「聞いた限りでは、多分『かりん』だと思うけど、いい匂いがしない?」

「するする。馥郁たる、いい匂いだよ」

「間違いない、『かりん』だね。芳香剤になるから、拾って来て車に入れて置くといいよ」

「写真送るから、確認してもらって、後で電話くれる」

「了解」


と言うやり取りの後、家に帰ると早速、彼から「間違いない」との「お墨付き」が届いた。

ついでに、ネットで「かりん」を検索してみた。

それによると、

かりんは果物と言っても、非常に硬い上、渋くて生では食べられません。香りを楽しむ、また、薬用成分を利用するような使い方になります。

かりんの最大の特徴は独特の芳しい香りではないでしょうか。のど飴やかりん酒など、薬効成分と共にこの香りを活かした加工に用いられています。


とあった。

今日の散歩の収穫である。