折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL347~渋柿の運命(さだめ)

2013-12-28 | 写真&俳句
もの凄い勢いで柿の実を食べつくす鳥の群れ。



渋柿や     鳥に食わるる     運命(さだめ)かな



今の時期、エサを求めて鳴き交わす鳥たちの声がかまびすしい。

そんな鳥たちにとって、残された最大の餌場は熟した渋柿だろう。

散歩していると、あちこちで真っ赤に熟した柿の木を見かけるが、どの木にも鳥たちが群がって実を食べつくしている様子は実に凄さましい。

そんな光景を見るにつけ、「渋柿は鳥たちに食べられる運命なんだ」、「そのためにこの時期まで実をつけていたのか」と「自然界の命の営み」に思いをいたした次第である。


人が通りかかると一斉に電線の上に逃げて、いなくなるのを待つ鳥の群れ。