折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL331~落葉の悲哀

2013-12-11 | 写真&俳句



雨上がり     積りし落葉     哀しけれ



昨日の雨上がりのあとの散歩の続きである。

紅葉も最終盤、今は黄色く色ずいたイチョウの葉が、盛りを過ぎて地上に舞い落ちている。

道端に降り積もったそのイチョウの葉が、久しぶりに降った雨に打たれて地面に張り付いている。

その上を誰かが踏んで行ったのだろう、黄色い葉が土で汚れている。

そんなイチョウの葉を見て、

「雨さえ降らなければ、風次第でどこへでも自由に飛んで行けるのに」

と、薄汚れた姿で地上に張り付いたままの姿に、無情と言うか悲哀を感じた次第である。