折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL237~なじみの顔

2013-07-25 | 写真&俳句
夏の朝の5時過ぎの黒目川遊歩道は、散歩する人でにぎわっている。


夏の朝     馴染みの顔や     散歩道


早朝散歩を始めて半月、ようやくペースがつかめてきた。同時に、この時間に歩いている人たちは、いつもこの時間に歩いている謂わば「常連さん」であることもわかってきた。

最初のうちはこちらから「おはようございます」と挨拶をしていたが、そのうち相手の人も小生をよく見かける人だと思ってか、今では顔を合わせると双方でお早うございますと挨拶を交わすようになった。そんな人が半月も経つと段々と増えつつある昨日今日である。

オーディオ機器の音と生演奏の音~オーディオ談笑会

2013-07-24 | オーディオ談笑会
Kさん邸のオーディオルームの全景。写真手前に見える部分が今回仕上がったフローリング。


昨年の暮れに行われてからこの方、主宰者のKさんが多忙を極めていると見えて、音沙汰なかったオーディオ談笑会。すでに半年以上もっ経ってしまい、忘れた頃にKさんから

「オーディオルームの残っていた半分の方のフローリングが仕上がったので、披露かたがた談笑会を開催しますとのメールが届く。

写真奥が新たに仕上がったフローリング


みんな「押っ取り刀」で駆けつける。

この日持参したソースは、Mさんがピアノ、ギター、三味線という3種類の器楽曲、愚弟がジャズのレコード、そして、小生はチャイコフスキーの交響曲第5番。(朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー演奏のライブ録音)

その訳は、前日にトリフォニーホールでチャイコフスキーを聴いたばかりで、演奏会の生の音は、まだ耳に強烈に残っている。

そこで、オーディオ機器としてはこれ以上望むべくもない装置であるKさんの機器と頭の中に残っているあの生の音との比較に強い興味を覚えたからである。

試聴した個所は、第4楽章の全曲。

目を閉じて聴き入っていると前日の生演奏の音が生々しく蘇ってくる。

・この第1ヴァイオリン群の音は、生々しく繊細だったな。
・弦楽器群が奏でるここのピチカートもしかり。
・フルート、オーボエ、クラリネットのソロも他の楽器にかき消されることなく鮮明に聴こえていたな。
・金管楽器群、低減群の迫力もずっとずっと生々しかったな。

等々比較しながら聴いていたが、しばらくしてハタと気が付いた。そもそも生演奏の音とオーディオ機器の音を比べて聴こうとすること自体余り意味がないのではないかと。

そう考えたところで音の比較検討は中断して、あとはひたすらタンノイオートグラフから溢れ出る音の洪水に身をゆだねた次第である。

そして、最後のクライマックス。
部屋いっぱいに豪快な音を響かせて曲が終わった。

低音域をカバーするために新たに加わったアルテックのスピーカと完成したフローリングが相乗的効果を発揮して、まさに堂々たるサウンドである。

聴き終って、やはりオーディオ機器には独自の音の世界があるのだと改めて思った次第である。

「信頼」と「敬愛」の絆が生んだ名演~新日本フィル演奏会

2013-07-21 | 音楽
幼なじみと聴くクラシックコンサート。

今月はモーツアルトとチャイコフスキー。

U子ちゃん、Y子ちゃんといつものように寿司屋さんで昼食をしていざ会場へ。

そして、以下はいつものようにど素人のミーハー的な感想である。

演奏会が終わって、ほっと一息つく幼なじみたち。


― チャイコフスキーの交響曲、凄いというのを通り越して、何ともすさましい演奏だったね。

― モーツアルトの時は、夢見心地で聴いていたけど、チャイコフスキーが始まってシャキッと居住まいを正したよ。

― 感動で鳥肌が立ったわよ。

― 演奏が終わった後の拍手で手が痛くなった。

― 場内からの掛け声もこれまでのどの演奏会よりもすごかった。

― 指揮者のアルミンクさんが日本を離れて帰られるそうで、いわば「さよならコンサート」。それだけに、思い入れも深かったんだろうね。

― 新日本フィルのメンバーもそれに応えようと渾身の演奏だった。

― 見ていて、メンバー一人ひとりから必死さがひしひしと伝わって来た。

― あんな素敵な指揮者が帰っちゃうと寂しくなるわよね、残念だわ。

― チャイコフスキーの交響曲第5番はCDで何回も聴いているけど、今回生で聴いて、これが同じ曲かと思うほど新鮮だった。生の音の素晴らしさを再認識した。

― 舞台の袖からはみ出しそうな大編成のオーケストラの威力と迫力に圧倒された。

― 金管楽器群のド迫力といったら、これまで聴いたどの曲よりもすさまじかった。

― 低弦群の響きもお腹にズシンときて、凄い音が出るもんだと驚いた。

― まさにフルオーケストラの魅力を存分に発揮させる曲だよね。

― 指揮者と楽団員の「信頼」と「敬愛」の絆が生んだ稀有な名演だね。

― お別れ演奏会にふさわしい感動的な演奏だった。

― 今年これまでに聴いたコンサートの中で、ベストワンの演奏だった。



新日本フィル演奏会<新・クラシックへの扉>プログラム

モーツアルトピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」K537
チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調op64

指揮:クリスチャン・アルミンク
ピアノ:塚本聖子
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団


写真&俳句VOL236~雨上がりの朝

2013-07-19 | 写真&俳句
雨上がりの黒目川遊歩道
吹き抜けるひんやりとした風を受け、散歩する人も釣りをする人も心地よげに見える。



雨上がり     風ひんやりと     夏の朝


昨夜は屋根を打つ雨音を聞きながら寝入った。

今朝目覚めると雨は止んでいて、空はすっきりと晴れ渡り、そよと吹く風がひんやりと心地よい。

黒目川遊歩道を散歩する人たちの足の運びも、いつもより軽やかに見える。

昨夜の驟雨がもたらした自然の恵みであり、暑くなる前のほんのひととき、実際にこの時間に立ちあった者だけが味わえる、贅沢な一瞬である。

シラケ気分、「ついでに」期日前投票

2013-07-17 | 日常生活
市役所出張所に設けられた投票所には平日にもかかわらず多くの人が期日前投票に訪れていた。


用事があって市役所の出張所に行ったついでに同じ場所に設けられている期日前投票所で、参院選の投票を済ませてきた。

期日前投票は今回で2回目である。
前回は、期日前投票への興味からわざわざ足を運んだが、今回期日投票を選んだ理由は何かと言うと、

今回の選挙は、世論調査などを見ても全体的に興味も関心も薄く、巷では「低投票率」が取りざたされている。

小生の中でも、今回の選挙にはこれまでになく「シラケ」た気分が蔓延していて、この猛暑日の中、投票だけのためにわざわざ投票所に足を運んで投票しようという気分にはどうしてもなれないでいた。

そうした時に、市役所に行く用事ができた。

「そうだ、ついでに選挙も済ましてしまおう」

シラケ気分で「ついで」に、という程度の認識が、今回の選挙への小生の正直なスタンスである。
そんなことで敢えて期日前投票をしてきた次第である。