折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL1054~恨み節

2017-04-01 | 写真&俳句
枝下しにより丸坊主となった桜の木。昨年に比べると可哀そうなくらい貧相な咲ぶりである。


枝打ちや 桜ちまちま 咲きにけり つれなき仕打ち 恨むがごとく


散歩しているとあちこちで枝降ろしされてほとんど丸坊主状態になってしまっている木々を見かけるが、中でも大きく枝を張っていた桜の木が見るも無残に枝を落とされた姿を見ると、それなりの理由はあるとしても、それはあくまでも「人間の都合」。切られる側の桜には責任は一切なく、不本意この上ないだろうと、桜の木に同情を禁じ得ない。

以前、近くのマンションの横を通りかかると、御多分に漏れずここの桜の枝もバッサリと切られていた。

そして、桜が咲いた先日、「あの桜はどうなったかな」と散歩のついでにのぞいてみた。

結果は、思った通り「無残」なもので、ちまちまと咲いている花の姿は、人間のつれない仕打ちに対する「恨み節」のように思えた次第である。


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