雪洞に照らし出されたのは、遊歩道に溜まった大きな水溜り。
ぼんぼりに 浮かぶ夜桜 雨しとど
昨日は日中こそ降ったり止んだりだったが、夜になると本降りの雨となった。
桜が満開を迎える頃になると申し合わせたかのように強風が吹いたり、雨が降ったりして桜の花を散らしてしまう。
さしずめこの日の雨は、その第1弾と言えよう。
この日の夜も一時的に強い雨が降って、黒目川の遊歩道には大きな水溜りができ、その水溜りの中に早くも散り落ちた桜の花びらが浮いていた。
「美しいものの命は儚いものだ」ということを改めて実感したこの夜の「夜桜」撮影であった。