折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL165~「春の嵐」の置き土産

2013-03-19 | 写真&俳句
いつ、どこから飛んできたのか農業用の黒い大きなビニールシートが梅の枝に引っかかっていた。


春嵐(はるあらし)     禍々(まがまが)しけり     置き土産(みやげ)


今年の春は、「気温が高い」「湿度が低い」「風が強い」の3要素が例年に比べて異常で、さまざまな所に影響を及ぼしている。

桜が例年より格段に早く咲いたのもその一つだが、もっとも顕著なのが列島を何回も襲った「春の嵐」。

それに伴い「煙霧」「風塵」といった余り聞きなれない言葉が世情をにぎわした。

「強風が吹かない日はない」くらい毎日のように吹きすさぶ春の嵐。

昨日も終日吹き荒れ、その通り過ぎた後には、何とも禍々しいものが、あちこちに取り残されていた。