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大きな里芋の葉の先端で、今にも転げ落ちそうに見えるが、絶妙なバランスを保って葉に踏みとどまっている露の玉。
束の間の 命宿すや 朝の露
今朝の散歩でのこと。
梅雨の中休みで今日も暑くなるとの天気予報。
暑くなる前にと朝5時に愛犬のパールと散歩に出かける。
この時刻だとまだ大気は熱を帯びていず、頬をなでる微風が実に気持ち良い。
いつものように、いつもの道を黒目川遊歩道目指して歩いて行くと、道端に「里芋」の畑があり、大きな葉が林立している。
しばし立ち止まって、その葉を眺めていると、今にも転げ落ちそうに見えるが、絶妙なバランスを保って葉の先端に踏みとどまっている露の玉を見つけた。
陽が高くなり、気温が上昇すれば跡かたもなく消え去ってしまうだろう露の玉。
今、必死に葉の先端にとどまろうとしているその佇まいは、あたかも束の間の命を宿しているように見えて、何とも愛おしく思えた次第である。
こんなシーンに出会えたのも、朝早く起きた功徳なのかもしれない