夕暮れや ムクドリの声 天に満つ
その鳴き声と糞害で各地で問題になっているムクドリ。
我が住む場所も例外ではない。
問題の場所は、もよりの駅前の街路樹。
イチョウやプラタナスといった木々は、ムクドリたちのねぐらである。
夕闇が迫ると、このねぐらを目指してムクドリが群れをなして集まって来る。
そして、彼らは、まず街路樹の近くの電線に一斉に止まる。
周辺の電線はムクドリで鈴なり状態で、ムクドリで埋め尽くされた感がある。
そのムクドリたちが、一斉に「ギャアー、ギャアー」とまがまがしい鳴き声たてる。
その声は、少しオーバーな表現をすれば「天と地に満ちる」かのようで、とてもではないが夕暮れの風物詩とは言い難い、何とも異様な雰囲気である。