折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL14~「大銀杏(おおいちょう)」

2011-10-11 | 写真&俳句
         樹齢推定800年とも言われるご神木の大銀杏。その神々しさに粛然とした気持ちになる。



悠久の     時をつなぐや     大銀杏(大イチョウ)


昨日の山歩きの続きである。

関八州見晴台でゆっくりと休憩し11時半、次の目標の飯盛峠に向かう。ここが、今回の折り返し地点。

正午過ぎに到着、早速昼食。

『この時間が、山登りの最大の楽しみだよね』とはHちゃんの弁。一同全く異議なし。

身体を動かし、お腹が空いている上、空気がおいしく、会話が弾むので食事がおいしいのは当然か。

昼食を済ませて1時過ぎ、下山開始。次の目的地は、 関東の三大不動のひとつ高山不動尊(成田山新勝寺・高幡不動・高山不動を関東の三大不動と呼ぶ。)である。

ネットで調べたところ、創建は1400年前にさかのぼるとのこと。
本堂は荘厳で厳粛な雰囲気を感じさせる。


 
1400年前に創建された古刹高山不動尊の本殿(左)本殿で熱心に祈る幼なじみたち(右)


そして、この高山不動尊の名物が、樹高約37m、幹回り10m、根回り12m、樹齢800年(推定)と言われるご神木の大イチョウである。


露出した根には乳と呼ばれる気根が垂れ下がっていて、またの名を「子育てイチョウ」といい、昔から産後、乳の出の悪い者が祈願すると、出が良くなったことからこの名がつけられたと言われている。


このご神木の前に立つと、800年もの歳月を耐えて、延々と現在まで「時をつないできた」その生命力に粛然とした思いに駆られる。


このご神木を見ることができただけで、この山歩きはとても有意義であったと感じた次第である。