折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第27回

2011-08-15 | 書道
    お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)


【読み方】

ちほん おのう       むじ かしょく

しゅくさい なんぽ     がげい しょしょく

ぜいじゅく こうしん    かんしょう ちゅっちょく


【意味】

政治の大要、いわゆる天下を治める要素は農政にもとづく。このため、つとめて稼穡の道を怠らないようにしなければならない。

はじめて日当たりのよい、南向きの田畝に耕作して、自分はきびやあわなどの穀物をまき植えて農業に勉め励んで怠らないことを務めとする。

よく熟した五穀を租税として納め、新穀を貢ぐことは、農家の務めである。その農業を励ますために、賞を出して、その勤怠によって位を授け、あるいはしりぞける。