折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第18回

2011-06-13 | 書道
  お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)


【読み方】

としゃ きんじゅう      がさい せんれい

へいしゃ ぼうけい      こうちょう たいえい

しえん せつせき       こひつ すいしょう



【意味】

その宮殿の中の梁や楹(はしら)には鳥や獣の形を彫り刻み、また、仙人や聖賢の像を殿内の襖や障子に画いて、うるわしく色どってある。

丙舎の門の傍を開いて、家の小門より出入りできるように作られ、とばりと柱との対比は眼もさめるばかりの美しさである。

このような荘厳な宮殿において、時には天下の諸侯を召され、筵を敷き席を設けて宴を賜ることがある。この宴席では琴を弾きならし笙など吹いて、愉快に音楽を奏でる。