折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第20回

2011-06-27 | 書道
  お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)



【読み方】

とこう しょうれい      しっしょ へきけい

ふら しょうしょう      ろきょう かいけい

こほう はっけん       かきゅう せんぺい


【意味】

漢の丞相・杜操は初めて草書を作り、魏の大夫・鍾隷は初めて隷書を作った。隷書とは漢の霊帝が嵩山の石室から得たと言う漆で書いた書籍で、壁経とは、孔子の宅を毀した時、壁中から出た経書でそれらの経書には孔子が漆で書いた文字なども収蔵されている。

政府には、軍将と宰相すなわち大臣をはじめ百官が連なって政事をとり、京師の道には三公・九卿の車馬が列び続けている。

一戸には八県の土地をあてがって、人民の偉勲功労にむくい、その名を天下に知らせた。このように功労のあった人民の家には、千人の兵士を賜って護衛させて、その権威をもたせた。