折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

ダブルヘッダー~昼は『ロウバイ』、夜は『コンサート』

2011-02-27 | 友達・仲間
今回のブログのタイトルの『ダブルヘッダー』とは、野球の試合が1日に同一球場で2試合行われることで、20年ほど前には時期にかかわらず、割合多くみられたが、その後は全く行われた形跡がなく、昔の野球ファンなら知っているだろうが、今ではほとんど『死語』の仲間入りをしている言葉かも。

と言って、今回は野球の話題ではない。

幼なじみのKくん、Y子ちゃんと1日に『観梅』と『コンサート』の二つに出かけたというお話である。


【昼の部】

宝登山にて『ロウバイ』を楽しむ

この日のコンサートは前々から決まっていたのだが、夕方のコンサートに行くだけではもったいないから、朝からどこかに出かけた後、戻って来てコンサートということにしないと提案したのがY子ちゃん。女性はとかく欲張りだ。

『わたし、まだ、宝登山のロウバイ見たことないのよ、連れてってよ』とのリクエスト。

早速、Kくんが運転する車で宝登山へ。

当日は快晴、風もなく絶好の観梅日和。

ロープウエイはあえて使わず、約1時間かけて、ゆっくり、のんびりと頂上を目指して歩く。

 
宝登山のロウバイ
週末、好天にめぐまれ、満開のロウバイを見に沢山の人が集まった。



その頂上は、全山、ロウバイの馥郁たる香りに包まれ、最後の見頃とあって大勢の観梅客でごった返していた。

そして、昼食を済ませて、早目にコンサート会場めざして帰路につく。

帰路の車中ではクラシック音楽を流し、雰囲気を観梅からコンサートへとギアチェンジを図る。

【夜の部】

クラシックコンサートを楽しむ

今回のコンサートを演奏する比企交響楽団は平成14年に結成された市民オーケストラとのこと。
我が生まれ故郷にこのようなオーケストラがあるとは何とも嬉しい限りである。

そこで、以下、音楽にど素人の3人の感想をいつものように会話風にまとめて見た。

― 我がふるさとにアマチュアのオーケストラがあるというのはうれしいね。
― サントリーホールのような場所でプロのオーケストラの演奏を聴くのも素晴らしく、価値のあることだが、アマチュアのオーケストラを聴くのもいいもんだよね。
― そうだね、演奏の良し悪しは正直よくわからんけど、ひたむきに、一生懸命に演奏している雰囲気が伝わって来たよね。
― 年1回のお披露目コンサートに向けてきっとみんな猛練習をしたんだろうね。


 
当日のコンサートのチラシ(左)、開場を待つ聴衆(右)

― 東松山市出身のソリストを迎えてのコンチェルトも地元の人たちにとっては親近感があって良かったと思うよ。
― 会場が超満員だったが、このアマチュアのオーケストラを応援しようという市民の熱意の表れなんだろうね。
― それに応えるように開演時間までのわずかな時間を利用しての『ロビー・コンサート』の試みもファン・サービスとしてはユニークで好感が持てたよね。
― そうよね、手作り感のある、ローカル色豊かな催しだったと思うわ。
― 目の前でヴァイオリンやフルートやクラリネットといった楽器のソロ演奏が聴けるなんて滅多にないものね。
― クラシックのコンサート初めてだったけど、わかりやすく、迫力もあって、ピアノ協奏曲が特に良かったわ。
― ソリストの女性、力強いタッチで熱演だった
― オーケストラも第3楽章は、力演で盛り上がった。
― メンデルスゾーンのスコットランドもオーケストラが一つにまとまって良かったね。
― 昼間の宝登山の散策の疲れが出て、寝てしまうんじゃないかと心配だったが、そんな心配は吹き飛んでしまうような演奏会だった。
― また、このメンバーで聴けるといいわよね。
― 来年の定期演奏会には是非このメンバーで来ようよ。




比企交響楽団第8回定期演奏会プログラム

ウェーバー
歌劇「オイリアンテ」序曲作品81

グリーグ
ピアノ協奏曲イ短調作品16

メンデルスゾーン
交響曲第3番イ短調作品56「スコットランド」

ソリスト:ピアノ 小池久仁子
指揮:セルジョソッシィ