折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『おんぶにだっこ』~お世話役のありがた味

2011-02-01 | 雑感
小学校時代のクラス会に出かけていたかみさんが、ご機嫌な様子でご帰還、開口一番

『何せ、14年ぶりだもの、懐かしかった、楽しかった』

珍しく興奮気味にクラス会当日の模様を話すかみさんの声を聞きながら、
14年ぶりということは、この間、クラス会をやろうという『音頭取り=世話役』がいなかったのだろう、と思った次第。

人と人との間を取り持ち、つなげるのが世話役さんで、クラス会などの催しは、1回限りといった一過性のものはともかくとして、ある程度継続して開催しようとすれば、「世話役に人を得るかどうか」が成否を分けるキーポイントになる。

当然のことながら、しっかりした世話役がいれば会は継続し、発展する。

 
小・中学校時代の同窓会
世話役さんたちの献身的な努力で今年で9年連続となる同窓会。(写真は、昨年度の同窓会)



小生のような年齢になれば、しっかりした、頼もしい世話役さんは、実にありがたい存在である。

身の回りを見渡しても、

▼ 毎年行っている小・中学校の『同窓会』、毎月、行っている『山歩き』でのお世話役のKくん。
▼ 3年置きに行っている高校時代のクラス会でのお世話役のTくん、Hくん。
▼ 毎年行っている大学時代のサークル仲間のゴルフコンペでのお世話役のNさん、Hさん、Sさんの3先輩。
▼ 年4回ほど行っているプライベートゴルフコンペでのお世話役のMさん。
▼ 週2回行っている居合の稽古でのお世話役のTさん、Aさん。
▼ 年4~5回行っているオーディオ仲間の談笑会でのお世話役のKさん、Mさん。

このように、それぞれ頼もしく、また献身的な世話役さんに恵まれて、お陰で充実した生活を過ごさせてもらっている。

そして、世話役さんのありがた味をかみしめ、感謝している日々である。

ところで、このお世話役には向き、不向きがあるようで、会社の同期入社の仲間たちとはリタイア後8年目になるが、この間一度も集まったことがない。これに対し、1年上の同期の皆さん方は、毎年集まってはどこかに出かけているらしい。

思うに、1年上の人たちには、しっかりした世話役さんがいるのに対し、我々の仲間たちは、小生を始め誰かが音頭を取るのをじっと待っているタイプが多く、言って見れば、世話役に不向きの者の集まり、世話役不在の集まりなのだ。

そんな仲間の一人が今年の年賀状に、「同期会を企画して」と書いてきた。

前述の通り、小生は世話役などには、全く不向きなタイプと自覚しているのだが、日頃、大勢のお世話役のみなさんに『おんぶにだっこ』でいい思いをさせてもらっている身としては、せめて同期の仲間の世話役ぐらいは引き受けざるを得ないかな、と今前向きに考えている所である。