眼前に「甲斐駒ヶ岳」が聳える北の杜カントリー倶楽部(左)同クラブ1番ホールでのティーショットを見守るメンバー(右)
『今年こそ、と捲土重来を期していたのに、昨年に続き今年も1年次下に優勝を持って行かれてしまって、残念!!』とN先輩。
『この日に備えて、東京から何回も練習プレーに来ていたのに、そのかいもなく、またまた、1年次下に名をなさしめてしまって、残念!!』とH先輩。
『今年は、我が年次でワン・ツウ・スリーフィニッシュして1年次下に一泡吹かせようと狙っていたのに、残念!!』S先輩。
先日行われた大学時代の剣道部OBのゴルフコンペでの1年次上の3人組の打ち上げ会でのコメントである。
1年次上の3先輩の願いもむなしく、今年も優勝は我が年次が獲得(左)『もう日付が変わったので、お開きにしようや』と声がかかるほど盛り上がった2次会。(右)
1泊し、昼はゴルフ、夜は宴会で夜通しおしゃべりという、年1回のお祭り騒ぎの催しも回を重ねて今年で17回目になる。
小生もその一人だが、この時期、指折り数えてこの日が来るのを待ち望んでいる面々がほとんどである。この日も総勢15名が山梨県にある『北の杜カントリー倶楽部』に集結した。中には、遠く名古屋、静岡くんだりから車を飛ばして馳せ参じる者もいた。
『ゴルフがうまいとか、下手とか、昔、剣道が強かったとか弱かったかと言うのは関係ない。誰でもこの会に参加できる訳ではない。青春の一時期、<同じ釜の飯を食った仲間>が昔にかえって、ざっくばらんに、言いたいことを言い合える、この雰囲気に惹かれてみんな喜々として集まって来るんだ』
と、いみじくもあるメンバーが言ったように、延々17年もこの催しが続いてきているキーワードは『同じ釜の飯を食った者』同志の強い絆と言えるだろう。
そして、会場の手配から、メンバーへの連絡等々細々とした、この会の幹事役を自ら買って出て、この会をまとめ、まさにこの会のシンボル的存在となっているのが、我々より年次が1年上の上記のNさん、Hさん、Sさんの3人の先輩方である。
学生時代は、『俊英』揃いの1年次下の我々に名をなさしめてきたという『トラウマ』を今もって引きずっているのか、ゴルフに関してはお前らの年次には負けんとばかりに対抗意識を燃やしている3先輩でもある。
このように、正直で、茶目っ気があって、心やさしい、憎めないキャラクターを持つ3人の先輩方。
3者3様個性あふれる、愛すべき、尊敬すべき、そして誇るべき先輩たち、この3先輩のチームワークの良さとリーダーシップなくしては、この会の盛会はありえなかったと断言できよう。
改めて、3先輩に感謝申し上げる次第である。