孫のKちゃんの目下の大好きな遊びは「電車ごっこ」
誕生日のお祝いに来た、じいじを遊び友だちにして、電車ごっこに興じるKちゃん
「でんしゃ(電車)、でんしゃ」
玄関のドアを開けるとじいじ、ばあばの到着を待ちかねていた孫のKちゃんが二人の手を引いて、小走りでおもちゃの電車がある場所へ。
「じいじのでんしゃ(電車)みどり(緑)、Kちゃんのでんしゃ(電車)あか(赤)」とKちゃんが2台の電車をレールの上に乗せて、「ガタン、ガタン」と言いながら、電車遊びが始まる。
誕生日のお祝いに来た、じいじを遊び友だちにして、電車ごっこに興じているKちゃんの様子を撮った写真が今回の主役である。
つい先日、愛犬パールの誕生日が終わったと思ったら、今度は孫のKちゃんの2歳の誕生日である。
「目の中に入れても痛くない」と言う言葉がある。
可愛くて、可愛くてたまらない時に使われる言葉だが、小生やかみさんにとってKちゃんは、それこそ「目の中に入れても痛くない」存在である。
そのKちゃんは、毎週我が家のすぐ近くにあるSチャイルド・アカデミーという幼児教室に通っていて、その帰りにわが家に寄っていくので、週に1回以上はKちゃんと会っていることになる。
そんなことで、日々目に見えて成長している孫の様子を身近で見ることができるのは、何よりの楽しみであり、大いなる喜びであり、そして、この上ない幸せなことである。
そうした中で、この1年間のKちゃんの成長の早さには、驚かされるばかりであるが、特にその「チエ」の発達ぶりには、びっくりである。
例えば、Kちゃんは我が家の二階で電池を使って電車ごっこをして遊ぶのが大好きで、我が家に来ると必ず「じいじ、おにかい(二階)で、あそぼ」と小生の両手を引っ張り、じっと小生の目をのぞきこむKちゃんの目には「媚」の兆しがそこはかとなくうかがえ、思わず「どきっ」とさせられる。
この年齢にして、すでに大人に「媚」を売るのかよと、恐れ入ってしまう。
そして、どこで、どんな風にしてそういう「チエ」を身につけるのだろうかと不思議な思いにとらわれる。
先日のこと。
我が家に来ていた孫たちが、そろそろ帰るというので見送りに出て、
「バイ、バイね」
と手を振ると、
車の中でバイバイしながら、
「また、あそぼ」
とKちゃん。
こちらが言うセリフをKちゃんに先を越されて、苦笑する小生。
大爆笑のかみさんと娘。
友だち扱いしてもらえるのは、ありがたいが、Kちゃんと遊んでいると、こちらも手を抜くわけにもいかず、全力で付き合うことになる。
結果としてすっかり疲れ果て、正直な話、Kちゃんが帰ると「ほっ」とする。
そして、その都度、
「孫は来るも良し、帰るも良し」
とはまことに言い得て「妙」であると実感するのである。