グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

消費税法案の審議入りに思う

2012年05月12日 | 日記
首相が「政治生命を賭ける」と言う消費税増税法案が衆院で審議入りした。
党議拘束などを持ち出し強気の姿勢を崩さない首相だが実際のところいかほどの勝算があるのだろうか。
株価や為替レートをはじめマクロ指標は昨今必ずしも底堅いものとはいえない。
元代表の裁判結果も控訴があったとはいえ一審無罪であった。
問責決議閣僚の処遇についても手をつけていないが党内でも賛否両論ある。
客観情勢はむしろ悪化しているといっていいのではないか。
今でもガレキの山を見ながら途方にくれる被災者や正規職が見つからず自殺すら考えている若者が多くいることを決して忘れてはならないと思う。
つまり政治に一刻の停滞も許されないのである。
政治の成行きについて「やってみないと分からない」というのならそれはまずい。
首相には早め早めの判断を期待したい。