グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ガレキ処理の進捗状況に思う(その4)

2012年05月29日 | 日記
つい先日テレビのニュースがガレキ満載のトラックと対峙する持込先地元住民の姿を映し出していた。
(どこの市町村だったか失念したが)あの津波被害で発生したガレキの広域処理を目指して移送したものだがスムーズな受入れとはならなかった。
地元住民の漠然とした放射能不安は分からないでもないが広域処理対象ガレキは全て基準値以下のはずである。
この映像を見た当該被災地の皆さんの心情を思うと本当に心苦しい。
広域処理はやはり「言うは易く行うは難し」だ。
さらに心配なのは広域処理以前の問題として地元処理の進捗も芳しくないことだ。
とにかく平時換算で10年分以上のガレキが発生した訳だから仮に2年間で処理完了を目標とするならば従来の5倍程度の処理能力を持つ施設が各地で必要になるはずだがそうなっているとも思えない。
復興予算を活用してあるいは増額してでも地元でのガレキ処理を推進したらどうか。
ガレキが残る限り復興は完了したとはいえないだろう、ガレキ処理もやはり待ったなしの課題である。