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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

民主党内の消費増税調整難航に思う

2012年03月21日 | 日記
首相が不退転の決意と公言して憚らない消費増税法案が民主党内で難航している。
法案に盛り込む文面について当初予定した3日間では成案に至らず実働5日目の今日もまだ調整中とのことだ。
さらに党内随一の有力者である元代表は修正の如何・内容に関わらず「増税に反対」との意向を明確にしている。
その上自民党との大連立構想も不首尾に終わった。
やはり社会保障の新しいイメージすら見えない中でたとえ景気条項付記といえども現法案の成立は困難だったのだ。
ゴルフに例えればショートカットでグリーンを狙ったのだが深いガードバンカーに捕まったというところか。
いずれにせよ首相は新たな突破口の模索を迫られることになった。
時間はかかってもステップを踏まなければいけないと思うのだが・・・。



「街コン」ブームに思う

2012年03月20日 | 日記
いつだったか横浜市内を歩いていたら女子二人連れが同じパンフレットを持ってどこかの飲食施設に入っていくのに遭遇した。
そのときには何も思わなかったのだがその後同じような光景を何度か目にして初めて「ああ、これがあの街コンなのだな・・・」と後で気がついたことがあった。
誰の発案なのか定かではない(一説には宇都宮が先駆けとか?)がとにかく「街コン」は街興しと婚活支援を一挙両得を狙ういいアイデアだと思う。
神奈川県だけでも今後新横浜周辺や平塚周辺、八景島シーパラダイスなどで継続あるいは新規に開催されるようだ。
しかも参加者が一同に会する場が設定されるなど今までになかった運営上の工夫も加えられている。
これでカップル誕生率が高まり結婚、出産にまで至ればこれ以上の少子化対策はない。
舞台となる地域の集客施設、飲食施設だって活性化の大きな起爆剤になるだろう。
「街コン」が全国各地に広がり定着していくことを密かに願うものである。


ペット市場の拡大に思う

2012年03月19日 | 日記
先日あるスーパーマーケットの売り場を歩いていてペット用の紙オシメが商品化されていることを初めて知った。
ペット用のトイレに敷くペットシートの存在は知っていたのだが何と紙オシメまで商品化されているとは・・・。
そういえばこの前我が家に届いた某損保のDMには動物用健康保険なるものがあった。
ペットが入院したり治療を受けた場合掛かった費用の何割かが補填されるというものだ。
あらためて考えてみるとペット用商品・サービスの多いこと、多いこと・・・。
市場規模も堅調でもしかしたら人間様よりいい生活をしているのではと思ってしまうほどである。
やっかみはともかく、いま日本のペット数は犬と猫だけでも2300万頭、子どもの数(1700万人)を大幅に上回る。
しかも増勢方向にあるのだ。
ペットを飼うのももいいが少子化の方を何とかしないと日本の将来はない。
少子化対策にもっと本腰を入れよう。

副総理の大連立模索に思う

2012年03月18日 | 日記
副総理が今月上旬自民党に対し大連立を打診していたことが明らかになった。
副総理は「いつ誰と何を話したかを言うつもりはない」と記者会見で発言していたがそれはそれでいいのではないか。
政治家同士が情報交換することは当たり前だし全て公表しなくてはならないということもないだろう。
極秘会談の存在を未だに否定し続ける民自両党首こそ不自然で違和感を抱かざるを得ない。
話は戻るが副総理の打診は必ずしも首尾よくいったとはいえないようだ。
それにしてもなぜ政府・民主党はあれほどまでに消費増税を急ぐのか。
社会保障の姿も見えず、デフレ脱却の見通しも立たないままでの増税強行はなかなか賛同を得られないと思う。
党内の離反も広がるばかりだろう。
物事を進めるには順序がある。
一度原点に立ち返ったらどうかと思う。

ガレキ処理の進捗状況に思う

2012年03月17日 | 日記
政府が全国の都道府県、政令指定都市に送付した震災・津波ガレキの広域処理要請に対しいくつかの自治体から受諾回答があったとのことだ。
処理受入れ可能量が不明なため政府が期待している全体の20%のうちどれだけメドが立ったのか分からないが一先ず歓迎したい。
さて残りの80%は地元で処理するとしているがこちらの方の処理見通しはどうなっているのだろう。
市町村によっては100年分以上のガレキを抱えているというがその前倒し処理は可能だろうか。
阪神淡路大震災の場合は震災後1年間で全体の50%処理が済んでいたが東日本大震災の場合は6~7%に留まっているという。
まして今回はガレキ焼却灰が津波対策となる地盤嵩上げに利用されるというから尚更急がなければならない。
とにかくガレキ処理は復興のスタート台なのにこんな状況では先が思いやられる。
やはり何ヶ所かの大型処理施設が必要ではないかと思う。


「子ども手当」見直しに関する3党合意に思う

2012年03月16日 | 日記
昨日現行の「子ども手当」見直しに関し3党合意がなされたとのことである。
ポイントは所得制限の導入に伴う激変緩和措置と名称変更だが後者については民主党が大幅譲歩し昔の名称すなわち「児童手当」に戻った。
所得制限のあり方についてはその発端となっている年少扶養控除からそのあり方を検討し必要な措置をとるとの明記がなされるようだ。
筆者はあらゆるルールはシンプルな方がいいと考えている。
そもそも(紛糾の元となる)所得制限など持ち出すことなく従来からの扶養控除枠で、あるいは所得税率で調整すべきだと思う。
さらに言えばそもそも子ども手当(児童手当)を支給するのではなく育児・教育費用を出来うる限り無料化していくことが先決ではないか
(保育施設の新増設を含め)。
時の政権によりふらつく様な制度は結局少子化対策にはなり得ない。
いささかラディカルな意見だが「子ども手当」も「児童手当」もいらない。
保育園から高校卒業まで無料で済む十分なキャパシティと仕組みが重要だ。

春闘回答と消費税増税論議の行方

2012年03月15日 | 日記
本日今春闘の一斉回答があったがやはりというか労組側に厳しい内容になった。
特に電機業界は一時金の前年割れに加え定昇の凍結も必至の状況だ。
こんな惨めな状況は今年限りにしてもらいたいのだが果たして来年はどうなるのだろうか。
そんな折民主党は消費増税法案の国会提出準備を開始したのだが今の状況であの法案は無理筋だと思わざるを得ない。
ムダの削減がもともと不十分なうえ消費税増税後のさらなる増税案盛り込みはあまりに拙速だ。
連立友党である国民新党すら巻き込めない本法案に固執するのであれば遠からず頓挫するのではないか。
国民の多くは消費税が10%で未来永劫「社会保障」を賄えるとは考えていない。
政府・与党執行部は腰をすえて増税案に取り組んだらよい、社会保障の枠組み作りと併せて。

塵も積もれば山となる

2012年03月14日 | 日記
2年前に始めたこのブログも今回の投稿でちょうど700回になる。
700という数字をあらためて考えると結構な数だ。
文字通り「塵も積もれば山となる」である。
「いい社会とはどんな社会?果たして日本はいい社会だろうか?」を念頭に日常感じたことを政治、経済、社会問題などのジャンルを問わず書きなぐってきたのだがその間色々考えさせられた。
この2年間日本はいい社会に向かって進んだかとといえばどうもそうとはいえないようだ。
海外に目を向けても状況は似たようなものだ。
科学技術やスポーツなどの分野は着実に進化しているのだが人間の本性まではなかなか変えられないのかもしれない。
エゴイズムなどはその最たるものだろう。





震災ガレキの広域処理推進に思う

2012年03月13日 | 日記
政府は進捗の芳しくない震災ガレキ処理について被災3県を除く都道府県と政令指定都市あて首相名で協力要請文書を発信することにしたようだ。
先ごろ自民党総裁から「都道府県別に処理要請量を割振って指示したらどうか」とのサジェスチョンがあったがこれは採用されるのだろうか、それともあくまで自治体サイドの善意に委ねるのだろうか。
前者は前者で全体を納得させうる割当てロジックを作らなければならないし後者の場合は期待したほど受諾量が積み上がらない恐れがある。
どちらもそれぞれ懸念材料をはらんでいるがやってみるより仕方ないか・・・。
筆者は以前から「被災3県の然るべき場所に超大型処理プラントを(復興予算枠で)建設し突貫処理を目指したらどうか」とのいわば閉域処理を提唱しているのだがこちらの可能性はないのだろうか。
ガレキの再生利用先として防潮林や(避難先としての)高台整備も考えられると聞いてなおさら意を強くしているのだが。
それにしても1年経って処理量がたかだか7%弱はあまりにも低すぎる・・・。

スピルバーグ映画「戦火の馬」を観る

2012年03月12日 | 日記
さる映画評論家の高い評価に釣られてスピルバーグ監督の最新作「戦火の馬」をついつい観にいってしまった。
いつもながらのことだが彼は本当に映画作りの達人だ。
彼の驚くべき点は作品分野が娯楽もの(激突、インディ・ジョーンズ、ジョーズなど)からシリアスもの(プライベート・ライアン、シンドラーのリストなど)、超現実もの(未知との遭遇、E.T.、ジュラシック・パーク、宇宙戦争など)まで多岐に亘るそのオールラウンド性であることだ。
今回の作品は人間と動物(馬)の心の交流が主題になっておりその意味で新境地を切り開いたものではないかと思う。
戦争のため引き裂かれた主人公の青年と愛馬がそれぞれ傷つきながらも再会するシーンは感動的だ。
ちょっとクサい感、無きにしも非ずだが・・・。(笑)
エンドロールの最後辺りに「動物を傷つけていません」の但し書きが出てくる。
映画の中で愛馬が戦場を突っ走り鉄条網に絡まり息も絶え絶えになるシーンがあるからだ。
ウーン、日本映画だったらどうだろう、・・・今だったら(エンドロールに)出てくるのかな?