グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

チリ落盤事故と人間の本質

2010年10月25日 | 日記
昨日NHKテレビが例のチリ鉱山落盤事故について救出された作業者へのインタビューを中心としたドキュメンタリー番組を報じていたので興味深く視聴した。
やはり事故発生は相当な衝撃を与えその後とてつもない絶望感に変わっていったたようだ。
それでもパニックにならず1日スプーン2杯のツナで我慢するなど統制のある行動を取れたことは驚くべきことであった。
「生きて愛する家族と再会したい」という強い動機と団結力がそれを可能にしたに違いない。
地上と連絡が取れるようになるまでの17日間生き延びたことはまさに奇跡だろう。
問題はその後である。
地上からいろいろなな物資が届くようになり家族とのテレビ電話が可能になると作業員の中でトラブルが起きるようになったという事実は考えさせられるものがあった。
得るものがあると今度は取り合いになったのである。
「なまじ遺産があると親族間で骨肉の争いになる」という定説を思い出した。
幸か不幸か我が家にはそんな心配はない。

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