不適切な勤労統計に伴う予算案修正に思う

政府は不適切な勤労統計に伴う2019年度の予算案を修正、本日の閣議で改めて決定し直した。
雇用保険の追加給付にかかる費用は795億円（推定）とのことだがその大半は労働保険の特別会計から支出する。
受給者は労働保険加入者だからこの措置は当然といえば当然なのだろうが不適切な調査のツケが当該調査を行っていた行政組織ではなく一般労働者に回ってくるのはどこか釈然としない。
政府の要人は相変わらず「遺憾」を連発し「再発防止に全力を尽くす」とお決まりのフレーズだが全く緊迫感が伝わってこない。
それに今のところこの不適切調査について誰がどんな責任を取るのかも明確ではない。
まさかこのままウヤムヤに終わってしまう、なんてことはないんだろうね・・・。
最近は様々な不祥事が多すぎて不感症になってしまったような気がする。
次から次へといろんな不祥事がまさに目の前を通り過ぎていく感じである。
実感の伴わない謝罪や言い訳にもならない状況説明とともに・・・。