グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の常套句「国会のことは国会でお決めになること」に思う

2020年06月16日 | 日記
明日閉会となる国会について会期延長論が持ち上がっている。
国難ともいえるコロナ禍で審議すべきことはいっぱいあるというのが野党の言い分だが受けて立つ政府与党はいつもながら及び腰である。
こんな時にその是非を問われた首相がよく発する言葉が「国会の事は国会がお決めになること、我々は要請があればそれに従う」である。
しかしながら国会の開催や審議内容を決める国会対策は言うまでもなく最大多数を擁する自民党が主導的な役割を果たしている。
その自民党のトップである総裁が首相を兼務しているとしたら国会運営スケジュールは首相のコントロール下にあると言っていいだろう。
つまり「国会のことは国会でお決めになること」と言うのは建前論はそうかもしれないが実質的には首相の手の内にあるのである。
よく「解散権は首相の専権事項」と言われるが実は会期等国会運営に関する決定権も首相にあると解していいと思う。
それを知ってか、知らずか「国会のことは国会で・・・」を常套句とする首相はやっぱり潔さに欠けるのではないか。
もし国会の会期延長を望んでいないのなら自分の口でその理由と結論を言ったらいいと思うのである。
エッ、本心はとても言えない?・・・・、それではとても「首相」と言う大役を担う資格などないよ・・・。

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