先日修理に出した際、10万kmを超えたから、タイミングベルトを交換したほうがいいですよ、と忠告される。 10万円近い出費が必要なので、今しばらくこのまま様子見のつもりでいた。
同型の車は市内でも3,4台しか使用されていないようだ。 滅多に同じ車には遭遇しない。 でも8年間で2回あった。一度は問屋町の交差点。色まで同じ。珍しさに思わず手を挙げたら、向こうも嬉しそうに応えてすれ違った。 2度目は病院の駐車場で色は黒、あえて横に駐車し、そのシーンを撮影。
そんな人気のない車だが、快調に走りオーナーとしても満足している。 いつかはベルト交換しなければならないのなら10万kmは交換の目安なのでデーラーでやってもらった。 大枚はたいて交換した以上次の大台まで乗ろう。
エンジンの片側のカバーを全部外すので、この際関連した部品は全部交換してもらう。 下が交換した全部品。
上から発電機、エアコンのコンプレッサーやパワーステアリングの油圧ポンプの駆動ベルトで昔風でいえばファンベルト。
2列目の横に並んだ小さなリングは各回転軸のオイルシール
3列目の小さなローラーはタイミングベルトに適度なテンションを与える部品とサーモスタット
4列目の三つの部品は冷却水循環ポンプ、ベルトテンショナーとバランスシャフト駆動ベルト
そして一番下の輪がタイミングベルト
さらに右の長四角はエンジン上部のカバーのパッキン
以上の部品を交換する。 金がかかるのも頷ける。 また金繰りをしなければ・・・
タイミングベルトの交換時期の目安は日本車の多くは概ね10万kmとされているが、欧州車のベンツ、VWやBMWなどは6~7万キロを推奨しているようだ。 欧州車のスタイル、剛性感それに走行性能などなど車全体がかもし出す雰囲気はなかなか日本車の真似ができるところでないが、修理代は倍もかかるという。一度は所有してみたいなと思ったこともあったが、もう止めておこう。
消耗部品を交換しながら、長く大事に乗ったほうが、修理コストがかかるとはいっても、飽きるという感覚さえ押さえ込めれば、2回目の車検を期に新車に乗り換えるよりもずっと経済的であるはずと思っている。 車を資産として考える人の下取りの価格が低下しないうちに乗換えるとい考えも理解できるが・・・
ちなみにこの車の今の価格をインターネット査定で調べると15~30万円と出た。 あと2年も乗ると値段がなくなるだろう。 嗚呼!
他人にとっては無価値でも、自分が乗っていれば100万円の価値は充分に維持される。 そう考えることで納得しよう。