toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

204-270124 100%電気で走る車を試乗する。

2015年01月24日 | 車・自転車・機械

 70年見続けてきた榛名山。 総称しての山の名称であり、いくつかのピークで構成されている。 

近くて手頃なのでこれらの頂を全部登ってみようと昨年秋から実行している。 会社の屋上から見える山容

がようやくはっきりした。 赤文字で記した頂にはまだ登っていないが、黒文字の頂には立つことができた。 

先日の雪でしばらくは登れないが、3月には再開できるだろう。 そしたら最初に手がけるのが三峰山としよう。

 

車の構造が大きく変わろうとしている。 私はその流れに意味もなく抵抗があるので今回も従来のガソリン

エンジン車を選択した。 しかし昔とは言えメカニックの経験者としては電気自動車の構造には非常に興味

はある。

一口に電気自動車といってもいくつかのパターンに分けられる。

① ガソリンエンジンで走行しながら充電し、両方の動力源をスピードや路面状況に応じて使い分けるいわゆ

るHB車。 今はこれが主流。 トヨタ、ホンダが力を入れている。

② ガソリンエンジンは充電だけ行い、充電された電気で電気モーターを回して走る方式。三菱自動車が作っ

ている。 70km/Lという途方もない燃費を誇る。

③ 外部から充電し、そのエネルギーで走る。 ガソリンエンジンは積んでいない。日産が採用している。

④ そして究極の電気自動車。水素と空気中の酸素で電気をおこし、充電してそのエネルギーで走る。トヨタが

 その特許を全部公開するとして新年早々の話題となった。

先日③に分類される車、日産リーフを試乗する機会があったので感想を記してみる。

   

車の外観は変わりようがないが、動力を発生する機構は大きく変わる。 最初にボンネットを開けてエンジン

(実は電気モーター)を見る。 車を走らせる容量のある電池があるのに、なぜか従来型のバッテリーも存在する。

充電機を差し込む部分は車の最先端にあり、左が急速充電用、右が夜間電力を使用してのゆっくり充電用。

急速充電で約30分、充電器のあるパーキングで休憩中に充電するという。 満充電で普通の走りで安心して走れ

るのは200km程度という。 それを越すと現時点ではあちこちにあるわけでない充電設備の所在が気になり始め

るそうだ。バッテリーの表示を気にしながら走るのはなかなか落ち着かないと話していた。それでもあえて新しいも

のに挑戦するオーナーの積極性に敬意を表する。

次にエンジンをかけてもらった。 かけましたとの声が聞こえるが、何も変化がない???  そうか、アイドリング状

態というのがそもそもないんだ。 

 

運転席に座り、いよいよ発進する。 全く音がしない。それでも車は前に進む。 シフトレバーはあるが多分前進、後退、

パーキングの3種しかないのではないか。シフトの仕方が全くわからない。オーナーにシフトしてもらった。 メーターは

デジタル表示。

最後に車の下回りを見てみた。 駆動はFF方式。 駆動方式は今までの車と原理的には同じ。 マフラーや燃料タンクが

ないので、カメのおなかのように裏一面に平らな薄い鉄板が張られており、出っ張った部分がない。

電気自動車が一般的になった将来、4つの車輪それぞれにモーターが配置され、各輪の制御はコンピューターが行うよう

になると思う。 今は過渡期なので駆動部分は手馴れた従来型の方式が採用されている。

オーナーは満足しているが、何かが足りない感じがするという。 100年にわたる車の歴史が今根本から変わろうとしてい

る。 当面当惑するのは仕方ないだろう。

 

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