toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

067-240623関越道の森

2012年06月23日 | 街歩き

Dsc01108_2 梅雨の晴れ間 渋川市 旧子持村「空恵禅寺」にて

当地に高速道路が開通して30年は経つだろうか。 この頃以降建設された高速道には側道が設けられている。 日常この道路は非常に有効に使われており、私も通勤時に利用させてもらっている。 便宜性以外にも本道が事故で途絶えたときに、復旧車両の通過とかいろいろと役に立っていると思われる。

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関東平野を貫く高速道は大部分が平地に5,6mの盛土をして、上に本道が通っている。 建設当時道路の法面には幼い樹木が植えられ、殆どの部分は短い野芝でかろうじて緑が保たれていた。 この斜面が建設後、年を経て、深い森になっており柵で入れないが昼でも薄暗いほどの状況を呈している。

私の通勤路の斜面もこの時期深い緑に覆われる。 ケヤキ、桜、もみじ、しいの木、それらに絡みつくツタの類、そして繁茂した下草。 当初異物感があった構造物がすっかり周囲の田園風景に溶け込んでいる。春の桜、初夏の新緑そして秋の紅葉等季節には目を楽しませてくれる。

側道から深い森を通して見あげた先に、片側3車線のハイウエイが走っていることが不思議。 それほど森としての存在感が際立つ。 当然小動物の棲家にもなっている。 樹木の緑がもたらす自然の復元力は偉大なものだ。

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先週、車が購入後8年間で走行距離数100000kmを越えた。 単なる通過点だが、こういう一つの区切りに意味を感じる。 事故も故障もなく足となって動き続けている車に記念品を贈りたくなる。(特別に精製されたエンジンオイルとか、車内外の徹底的な清掃とか・・)

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昔の車(S50年頃まで)は5桁表示だったので、ゼロに戻り還暦となった。 今は6桁表示なのでこの10倍乗らないと還暦とならない。 ここまで乗り続けるのは性能が向上し、壊れにくくなったとはいえ無理だ。 その前に私の寿命が尽きてしまう。 いいとこ20万kmだろう。

これから車は電気が主流になると思われる。 鉄道が蒸気機関車から電車になったように。 そうなるとSLが懐かしいものになる。 私はレシプロエンジン車を使い続け、運転人生の最後まで行くことになるだろう。 省燃費の価値は認めるが、静かだがどこか無機質な電気自動車の駆動音になじめない。 ピストンの往復運動をクランクを通して懸命に回転運動に変える究極のメカニズムに愛着がある。 

今後もこの車と会話 (ボンネットを開けてエンジンの調子を音で聞く。 はるか昔、車の整備士をしていたので、エンジンの好不調は音で大体は判断がつく) しながらもうしばらくは乗り続けるつもり。 

 

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