toboketaG の春夏秋冬 

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045-240205ALL電化の生活に頼り切って大丈夫か?

2012年02月05日 | もろもろ

                                                                          

 

拙宅は昨年の原子力発電所が大津波で大変な状況になってしまった半年前にALL電化に切り替えた。 深夜電力が昼間の1/3 の料金体系に引かれたのが一つ、そしていつでも豊富なお湯が使えること、予約機能が充実していること、火元の心配から開放されること等が理由でした。そしてその便利さ、光熱費の低減を充分に享受していた。 そこに今回の事故による電力不安。 この設備設置は正解だったのだろうか疑問の毎日です。 

電気が供給されなければ生活が成り立たない我が家、直接に放射能の被害におののいている東北の皆様の心境を考えるとき、複雑な気持ちになります。 そのことを充分に承知しつつあえて私見を書いて見たい。

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今東京電力の原発は2基しか稼動していない。 今年の夏を迎えるまでには全国の原発の稼動はゼロになってしまう。 今まで約半分の電気をまかなってきたものがついにゼロになってしまうのです。 技術的に優れたLPGを燃やす熱効率の高いガスタービン火力発電所がこれから数を増していくと思うが大きな施設だけに建設に時間がかかる。 この夏以降本当に大丈夫なのだろうか?

我が家はガス栓を敷地の入り口で止めてあるだけなので、電力不足が深刻になれば無駄な費用はかかるがガスに切り替えることは出来る。 しかし産業界はそう簡単に切り替えるわけにはいかない。     

原発の寿命を40年とし、新しい原発は工事中のものを含めて作らない。 きちんとした検査を終了した原発は稼動させる。 ここで時間稼ぎをして、ガスタービン火力発電、家庭に供給される都市ガスをエネルギー源とするコジェネ発電、自然エネルギーにより取り出す電気等で必要電気量を確保し、使用量のすべてを補う。そして2~30年かけて原発ゼロにする。 これが現実的な解決方法なのではないでしょうか。

新聞報道等によれば、ずさんなところがあった。 非常用電力基地は絶対に安全な場所に移動させる。日本の知能のすべてを駆使して対策を講じ原発をこの間安全に稼動させる。 それだけの技術は持っているのと信じたい。

20年間無事故で乗り切れたとすると、さめやすい国民性ゆえ、原発擁護派が増える心配もある。 【災害は忘れたころにやってくる】 寺田博士の警告をしっかりと心に刻んで。

もう一つの心配は、将来なくなる技術に技術の発展が期待できるのか。 進歩が停止し、肝心の制御技術がおざなりになってまた大事故が起こってしまうのではないか。 それが心配なら今から稼動させないという選択肢もあるが、それでは電力不足になる。  

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これだけの事故のあと、原発廃止の流れは納得できる。 しかし今までの流れをいきなり止めてしまうのはいかがなものか。今まで湯水のごとくに意識することなく使えたのは原発に負うところが大きかった。 そのことをそっくり棚に上げてすべての原発を止めろ はちょっと勝手すぎないか。

それやこれやで、正解がないですね。 正解ではないけど答えを出さなければならないときは、誰かが決断しなくてはならない。 それは言うまでもなく国の最高責任者たる総理ということになるんでしょうか。 野田総理、決断してください。 

評論家 田原総一朗氏の見解 → 

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120118/296616/?ST=business     

 

 

                                                      

 

       

                                 

 

 

 

 

 

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