木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

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ジェミソンツールもどき

2008年03月21日 | 木工旋盤
 今月の初めに須田師匠が作ったジェミソンツールもどきのスタビライザーハンドルをいただきました。その他の部分は自分で作りなさいと言うことなんでしょう。
 ヴィックマーク社のホローイング・ツール・サポート・システム(V460)を購入して遊んでいるYさんには不必要と思われるスタビライザーハンドルも含めたジェミソンツールもどきのフルセットを目の前でプレゼントしていましたので この差別はなんなんだろう(笑)
 
 いままでに壷状の作品は沢山作っていますので いまさらジェミソンツールは要らないとおもっていましたが、せっかく戴いて使わないのも勿体無いですし、あれば便利には違いないので他の部分を作って使うことにしました。 といっても師匠やYさんやスチュアートさんのように鉄の溶接は出来ませんので他の方法で作ります。
 とりあえず 作業小屋内の有り合せの材料を掻き集めました。木の部分は どうにでもなりますしボルト類は沢山あります。
 肝心のボーリングバーは最近殆ど使っていない超硬チップのついた国産のホローイング刃物を流用。久々に日の目を見たこのツールは大分錆びていました。
 第二刃物台は格好は悪いけどランバーコアーの端切れで作ってスリットの上下に3mmフラットバーを添えることにしました。
 レーザーポイントサポートは いただいた時すでに9mmの穴があいていたので9mm全ネジでと思っていますが、強度が心配です。ジョイントノッチは樫の木を使いナット締め。
 レーザーポインターは これも最近は全然使うこともなかった「レーザー下げ振り」を代用で使うことにした。重くて太いのが難点で安定が悪そうですが とりあえずこれで間に合わせます。



 下げ振りレーザーポインターは約500gもあるので9mmの支柱では剛性不足でブレがひどいので13mmに交換しました。レーザーポインターをつけなくても9mmではブレます。


材料集めから2時間ほどで完成です。
見かけは(本当に)悪いけど機能は完璧です。
 お椀状のワークでの試し削りは 思っていたよりスムーズに削れました。
 モンローミニホロワーも装着可能でしたので これも試してみましたが とても快調に削れます。う~ん 使えるけど 特別に深~い物を作るのでなければ無くても良い様な気もします。