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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

退院は突然に

2016年09月20日 08時20分36秒 | 思考試行

食欲なく、熱発しているとして、施設の看護師から受診を勧められた。ああ、これが、施設からの「追い出し」かと感じたのだったが、実際に日常的に介護している施設としては、それが、当然とも思われるし、同意した。

案の定、検査、寝たきりのコースに入ったかのように見えた。入院後、体調は見る見る悪化の一途をたどり、食事の変化、気分の変化もあるのか、絶食となり、点滴のみとなった。

人間の一生は、こういうことかと思わされた。だが、どの時点で、どうすればいいのかと、いえば、どこにも、不審なことはない。

しかし、この急激な悪化は、充分に予想されたことであり、それを勧めた施設側に対して、心理の奥底では不信とまでもいかないとしても、その種はできていた。

近くでもあるので、毎日欠かさず、病院へ足を運んだ。日常の変化は、山谷があり、抗生剤が効かなくなったり、医師からは、病状が簡単ではないことを知らされた。

ところが、抗生剤の切り替えがあったあたりから、事態の変化があり、食欲があり、体調は持ち直してきた。寝たきり状態は、変わらないし、足は完全に萎えてしまっている。

熱は収まり、目もしっかりしてきた。会話もおぼつかなかったのが、しっかりできるようになってきた。入院から、一ヶ月と十日、ついに退院を告げられた。医師からの何事もなければ、休日明けに退院とするという話があった。

昨日、見舞いの帰りに、ナースステーションに立ち寄り聞いてみると、明日10時、施設から迎えが来る事になっているとの話であった。こちらには、具体的に何時に迎えがくるとか、施設側からの話は特になしである。

これが、施設に預けているということである。病院と施設は、同じ系列の組織にあり、イチイチ家族に知らせることでもないような扱いである。さて、施設側の対応はどうなっていくのか、これが、今後の課題である。